以前から行ってみたかった神の島「久高島」に
琉球開闢七御嶽巡りをしていて久高島のフボー御嶽を訪れると全て訪れたことになります。
島に到着して歩いて散策してみました。
徳仁川拝所
フェリーから降りて港のすぐそばにある拝所。ここで神様に入島の挨拶をします。
大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい)
琉球王国時代、首里城からやってきた聞得大君と国王が上陸する港を君泊、集落への入口を大君口と呼んでいます。
ハンチャアタイ
神の畑という意味。
ハンチャアタイの角にある石は天と地をつなぐ場所とされている。
ユクミヤー
横目付屋敷という意味。琉球王国が薩摩に支配されていた時代に監視役の薩摩の役人が住んでいた場所。
外間・ウプグイ
正月をはじめ主要な年中祭祀の祭場。中央の建物には首里城、斎場御嶽と同名の大庫理(ウプグイ)がある。
大里家(うぷらとぅ)
「五穀の発祥」と「第一尚氏最後の尚徳王」に関わる言い伝えがある久高島の旧家の1つ。
イシキ浜に流れ着いた五穀の種子が入った壺を拾い上げた人物が大里家の始祖であるという言い伝えがあります。
また大里家の娘のクンチャサヌルが第一尚氏最後の王、尚徳王が久高島にやってきた時に恋仲になったという言い伝えもあります。
入って右のこちらの建物が拝所になっていました。
御殿庭(うどぅんみゃー)
久高御殿が有った場所で、12年ごとの午年に行われてきたイザイホーや、村落の主要な年中祭祀の祭場。
中央の建物が神アシャギという神を招き、祭事を行う場所で右が村落の始祖の一人、百名シラタルーを祀ったシラタルー拝殿。左は捕獲した海蛇(イラブー)を燻製にする焙乾屋。
こちらが焙乾屋。先月、食べたイラブーもここで燻製されていたのだと思うと感慨深いです。
ハタス
イシキ浜に漂着した五穀の種子が入った壺の中から、麦の種子を最初に蒔いて、壺を埋めた場所
ヤグルガー
イシキ浜で壺を拾う前に沐浴したと伝わる井泉。
ヤグルガーへの階段は補修中のために下りることができませんでした。
フボー御嶽
琉球開闢七御嶽の1つ。
聖なる場所なので、一般人は立ち入り禁止です。
この奥に遠景の広場があり、イビ(拝所)があるようです。
こちらの先にはワカリカサとティリリカサという首里と玉城への遥拝所があるようです。
ロマンスロード
島の北側に海沿いを歩く道があります。
東屋の辺りから振り返るとフボー御嶽の辺りの浜辺が見えました。
海の向こうの左に見えるのが沖縄本島の斎場御嶽のあたり。
ハビャーン(カベール岬)
琉球開闢の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸したと言われている聖地。
島の最北端にあります。
島にはビロウ(クバ)の葉がたくさん茂っていました。久高島ではこのクバを祭事に使用していたようです。
イシキ浜
五穀の種子の入った壺がニライカナイから漂着したという五穀発祥伝説の浜
入り口のすぐ右に御嶽がありました。
上陸して約2時間で歩いて島を一周できました。私は歩くのが早いので通常は3時間ぐらいかかるかもしれません。
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