現首都デリーから、かつての首都だったカルカッタ(現コルカタ)へ移動する日。
カルカッタは1773 年から 1911 年まではイギリス領インド帝国の首都だった都市である。
深夜2時45分、デリーのホテルを出発し、3時過ぎに空港へ到着した。

利用したのはインディゴ航空の5時15分発の便。


離陸後しばらくして、機内の窓からサンライズが見えた。
夜明けの空は穏やかで、ここまでは順調そのもの。
「今日はいい一日になりそうだな」
その時は、正直そう思っていた。

しかし、コルカタに近づくにつれて様子が変わる。
雲が厚くなり、激しい雨に機外は一気に白く閉ざされた。気流の関係で大きく機体も揺れている。

激しく機体が揺れながらもまもなく着陸、と思った瞬間にゴーアラウンド。
一か月前に別の航空会社エアインディアで墜落事故があったので緊張が走る。
日系のエアラインならアナウンスがあるはずだが、インドだからだろうかアナウンスは特に無い。
二度目のアプローチで、ようやく無事に着陸。
滑走路にタイヤが接地した瞬間、外は激しい雨だった。
空港を出て市内へ向かうと、その雨の激しさは想像以上だった。
道という道が冠水し、まるで川の中を走っているような状態。
「これは……今日ゴルフできるのか?」
そんな考えが頭をよぎる。


宿泊先のホテルのThe Lalit Great Eastern Kolkataが近づいても状況は変わらない。
ホテル前の道路も完全に水没していて、Uberのドライバーは明らかに渋い表情。
「これ以上、進めないので歩いて行ってくれ」みたいな話を聞きなれない言葉で話をしてきてるのはわかる。たぶんベンガル語なのだろう。
あと100mでホテルなのに移動してくれない。このままゴルフバッグを抱えて川のような道を歩くのは避けたいので、「今まで走ってきたのでいけるはずだ」と英語で伝える。たぶん、向こうは英語はわからないけど、伝わっているはずだ。


数分の押し問答の末、ドライバーが折れてくれた。
結果的には、何事もなく無事にホテルに到着。
この雨の中で予定しているゴルフはラウンドできるのだろうか。



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