インドゴルフ旅の最初の一歩は、ニューデリーの空港に降り立ったところから始まった。
これまで世界の二十数か国をゴルフ旅で訪れてきた。
まだまだ行けていない国の方が多いし、今後もいろんな国でゴルフと食を楽しみたいと思っているが、それでも「海外の非常識」と呼びたくなるような出来事は、それなりに各地で体験してきたつもりである。
そしてインドに対しては、正直そのさらに上をいくカオスを期待していた。いい意味で「え?」と言わされるような、そんな予感を抱きながらの入国だったが、その期待は見事に的中することになる。
今回の旅に向けて、VISAの申請は数ヶ月前にオンラインで済ませていた。
入力項目がかなり多く、小一時間ほどフォームと格闘したが、送信してしまえば拍子抜けするほどあっさりしていて、翌日には承認メールが届いた。もっと時間がかかるものだと構えていたので、「あれ、もう終わり?」という肩透かし感すらあったぐらいだ。
ニューデリーの空港に到着してからは、まず入国審査のカウンター探し。

案内表示はいろいろ出ているのだが、どこに並べばよいのか最初は少し戸惑う。
ANAでやってきたのに日本人の乗客が驚くほど少なく、e-VISAの案内通りに進んでも少し不安だったが、無事に入国できた。
ANAはターミナル3に着き、e-VISAは紫色の案内のZone2の方向にまっすく進んで奥のカウンターに進めばOKだった。

東南アジアではGrabだが、インドではUber。Uberで行き先を滞在先のホテルにセットして配車完了。
空港の外に出たときに少し楽しみにしていたのが、タクシーの客引きとの“インドっぽい”押しの強いやりとりだったのだが、この期待はいい意味で裏切られた。たまたまなのかもしれないが、想像していたようなしつこい勧誘はほとんどなく、そのまま落ち着いてUberのピックアップエリアへ向かうことができた。
ターミナル3からUber乗り場は外に出てメトロの駅の入り口を右に曲がる。


しばらく進むとUberの看板があり、そこでピックアップ。


ここまではスムーズだったが指定の場所で待っているも、なかなか見つからない。
メッセージで柱の番号をやりとりしたら、そこじゃないと離れたA5という柱のメッセージが届き、そちらに移動したら車が全くいな い場所で、明らかに間違った情報。 もう一度やりとりしたら、今度は「Only J5」と返答が。
私が最初にいた場所やろ。。
しかも「早く来い」というメッセージが。間違えてごめんという一言もない。なるほど、これがインドかといきなり体感できた。
無事にホテルへチェックイン。ようやく「インドに来たんだな」と実感が湧いてくる。
今回ニューデリーで宿泊したのは、ヒルトン・ガーデン・イン・サケット。
清潔感があり、価格も手ごろなので決めた。
サケット(Saket)はニューデリー南部に位置するエリアで、いわゆる観光地のど真ん中というよりは、住宅地と商業エリアが混ざった落ち着いた雰囲気の地区だ。大型ショッピングモールやレストランも点在しており、初めてのインド滞在でもストレスなく過ごせるエリアだった。


長時間のフライトの疲れはあるものの、この後はさっそく初日の夕食へ出かけることにした。



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