2014年9月に兵庫県の香美町の香住に解禁されたばかりの香住ガニを食べに行ったときの記録です。
宿は荒神の宿 三宝
日本海側の冬の味覚といえばズワイガニですが、今回いただき来たのはベニズワイガニ。
ズワイガニは各地で松葉ガニ(山陰地方)、越前ガニ(福井県)、加能ガニ(石川県)、間人ガニ(京都・間人港)、津居山ガニ(兵庫・津居山港)などと呼ばれていてオスの漁期が11月6日~3月20日でメスが11月6日~1月10日まで。
一方、ベニズワイガニは漁期が9月1日~翌6月30日までと禁漁期間が7・8月までと夏以外は通年食べることができます。(全て日メスと甲幅9センチメートル以下のオスは通年禁漁)
値段もズワイガニの約半値で取引されています。身は甘く、みずみずしいのが特徴。
ズワイガニとの違いは生息している海の場所が違います。ズワイガニは水深200~600mに対してベニズワイは水深400~2700mの深海に住んでいます。
ズワイガニより格下に見られがちですが、カニミソはベニズワイのほうが濃厚で、新鮮なベニズワイガニの身は甘くて美味しいのです。
しかし、深海にすんでいるので水揚げすると、身の劣化がズワイガニより進行が早いので加工向けのカニというイメージが強いのですが近年ではベニズワイガニの美味さを伝えるために様々な工夫がされてきていることにより、存在価値が高まってきています。
そんなベニズワイのブランド化を兵庫県の香住港では進めていて「香住ガニ」と呼んでいます。
11月のズワイガニの解禁前に9月に早速、ベニズワイガニをいただきにやってきました。
カニの刺身、茹でガニ、焼き蟹と蟹尽くし。
日本酒か但馬の地酒、香住鶴の飲み比べセットを。
左から
山廃純米大吟醸・福智屋
香住鶴・山廃大吟醸、
香住鶴・吟醸純米
蟹身を剥いて蟹ミソにあえてご飯の上に。
こちらが香住ガニのタグ。
最後は鍋で。
雑炊にも蟹身と蟹ミソを。
そしてカニの甲羅に雑炊を入れて火を入れて焼きカニ雑炊に。
鮮度の高いベニズワイガニは、美味しかったです。
こちらのお風呂は香住湾を眺めながら入浴できます。
翌日の朝食はこんな感じ。
ズワイガニより安くて、違う美味さを堪能できる新鮮な香住ガニは最高でした。
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