アイルランドゴルフ旅の第2ラウンドは北アイルランドのニューカッスルにあるRoyal County Down GC Chanpionship Links/ロイヤルカウンティダウンGCチャンピオンシップリンクス。
スコットランドからアイルランドに移住してロイヤル・ベルファスト・アカデミーの教師をしていたジョージ L. ベイリーが最初の9ホールを設計して、1889年3月、ベルファストとニューカッスルを結ぶ鉄道の駅のそばに海沿いのリゾートコース(9ホール)として、カウンティダウンゴルフクラブの名前で開場。
同年の7月にオールド・トム・モリスが来場し、わずか4ポンドの報酬で追加の9ホールを設計し、18ホールになった。(※モリスがアイルランドに来たのはクラブのホームページには1889年と記載されているが、モリスが初めてアイルランドを訪れたのは1890年という説もある。)
1908年にはハリー・バードンが改造を行い、同じ年にエドワード7世がロイヤルの称号を授けて現在の名前に。
そして1926年にはハリー・コルトが改造し、この時に世界的に評価の高い4番、9番ホールも誕生したという歴史がある。(4番、9番はThe 500 World’s Greatest Golf Holesに選出されている。)
ゴルフマガジン社の2015年の世界ゴルフ100選では5位に、そして米国のゴルフダイジェスト社の最新のランキングでは1位にランキングされている。
ゴルフマガジン社の1位はパインバレー、2位はサイプレスポイント、3位はセントアンドリュース、4位はオーガスタナショナルで、その次にランクイン。
私は、今まで世界中の700コース以上ラウンドしてきているが、自分がNo.1だと思うコースはゴルフマガジン7位のペブルビーチだった。
そのペブルビーチを抜かし、ロイヤルカウンティダウンは、私のNo.1のコースになった素晴らしいリンクスだった。
おそらくこの私の1位を奪うコースは、サイプレスポイントぐらいしかなさそうな気がしている。
そんな私にとってもゴルフダイジェストにとっても世界一のリンクス。いよいよティーオフ。
ロイヤルカウンティダウンにはもう1つ、Annesley Linksという距離が短いコースもある。
ティーはチャンピオンシップティー(ブルー7186ヤード)、メダルティー(ホワイト6878ヤード)、ステーブルフォードティー(イエロー6675ヤード)、レディースティー(レッド6249ヤード)があり、ステーブルフォードティーからティーオフ。
1番ホール 503ヤード パー5
ストレートなパー5
グリーン奥から振り返った風景
2番ホール 387ヤード パー4
グリーンは正面に見えるバンカーのマウンドの向こう
グリーン右手前からグリーンを見た風景
3番ホール 455ヤード パー4
右に海が見える距離あるパー4
ティーグラウンドから右を見るとアイリッシュ海が見える。
セカンドはマウンド越え。
セカンドショットはグリーン奥にある白黒のポールを目標にショットする。
グリーン左サイドからアイリッシュ海を見た風景
距離のある打ち下ろしのパー3。The 500 World’s Greatest Golf Holesに選ばれている。
同じくThe Most Scenic HolesとThe Most Penal Holesの18ホールの中の一つにも選ばれている。
ティーグラウンドから左を見た風景。アイリッシュ海が見える。
5番ホール 419ヤード パー4
右ドッグレッグのパー4
6番ホール 355ヤード パー4
右ドッグレッグのパー4
7番ホール 125ヤード パー3
距離の短いパー3
グリーンから左のアイリッシュ海を見た風景
8番ホール 414ヤード パー4
9番ホール 427ヤード パー4
距離のあるパー4。The 500 World’s Greatest Golf HolesのThe Eighteenに選ばれている。
同じく、The Single Best Holes by Number、The Longest Holes、The Best Mountain Holes、The Best Links Holesの18ホールの中の1つにも選ばれているホール。
まずこのティーグランドに立つと景観のダイナミックさに感動を覚えた。
ティーショットは右の山すそ狙いで山越えのパー4。
ティーグラウンドから左を見るとアイリッシュ海が見える。
そしてこのホールで二度めに驚くのがセカンドショット地点に向かう途中の風景。
右の山を越えるとこのような打ち下ろしになっていた。
さらにグリーン正面にはバンカーが。
私のティーショットはナイスショットでセカンドショットはこの位置からだったが見事に正面のバンカーにつかまりパーオンならず。
グリーン正面のバンカーからコースを振り返った風景。ティーショットはこの山を越えてきたわけだ。
とにかくこのホールは今までラウンドしてきたホールの中で一番感動したホールだった。
10番ホール 180ヤード パー3
グリーン手前から見た風景
11番ホール 430ヤード パー4
右ドッグレッグでブラインドのパー4
12番ホール 469ヤード パー5
距離の短いパー5
13番ホール 423ヤード パー4
距離が長い右ドッグレッグのパー4
距離が長い上にセカンドはデューン越えになる。白黒のポールが見えるのでその方向に。
フェアウェイは左に大きく傾斜しているのでショートすると右端のフェアウェイに落ちても左のラフまで転がる。
14番ホール 202ヤード パー3
グリーン手前からグリーンを見た風景
15番ホール 454ヤード パー4
右ドッグレッグの距離のあるパー4
グリーンの左手前には窪地がある。
16番ホール 300ヤード パー4
距離の短いパー4
17番ホール 402ヤード パー4
コース中央にウォーターハザードがあった。
18番ホール 528ヤード パー5
ロイヤルカウンティダウンは、とにかく素晴らしく、私の中では世界一のゴルフコースだと思えるコースだった。
ラウンドを終えた後の感想は、過去、私がラウンドした700コースの中で一番ダイナミックで「地形を活かしたコース」とはこのコースの事だと思った。
そして、少し時間をおいて3か月後にブログの更新をして再び、写真を見るとそこまでダイナミックに見えない。
また、私は海が見えるコース、海が近くに感じることができるコースが大好きである。
そしてロイヤルカウンティダウンも海は見えるし近いが、海岸線沿いはデューンで海が見えるわけでもなく、海越えがあるわけでもなく、過去にラウンドしたコースでもっと海を感じることができるコースは他にもたくさんあったが、それでもやはりロイヤルカウンティダウンは私の中で今でもNo.1だと言える。
その素晴らしさは写真では伝わらなくて、このコースを訪れてショットをして歩いて初めてその壮大さ、楽しさを理解できると思うので、皆様には、ぜひ機会を作ってラウンドしてほしいなと思う。
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