一年ほど前に広島県の呉市を訪れた時に肉じゃが発祥の地として呉と舞鶴の2つの都市が名乗りを上げていると記事にしたことがあります。
呉の肉じゃが発祥については以前の記事をご覧ください。
どちらも東郷平八郎が関係しています。
舞鶴は日本海側唯一の海軍鎮守府が置かれた町で海軍舞鶴鎮守府初代司令官として東郷平八郎が明治34年(1901年)に赴任しました。東郷はイギリスに留学したことがあり、そのイギリスで食べたビーフシチューの味が忘れられず、舞鶴鎮守府の料理長に作るように命じました。
しかし、当時の舞鶴にはビーフシチューに必要なワインやバターなどがなく料理長は代わりに醤油、砂糖、胡麻油で味付けをして作りました。完成した料理はビーフシチューとは全く違うものでしたが食べるととても美味しく、艦上食として全国に広まり、やがて家庭にも普及したようです。
舞鶴の海上自衛隊第四術科学校の図書館には「海軍厨業管理教科書」が残っていてこの教科書に「甘煮」としてレシピが残っているのが肉じゃがで、この教科書は全国で舞鶴にしか残っていません。
これは、肉じゃがが舞鶴の海軍から始まったことを表しているというのが舞鶴の主張です。
そんなもう1つの肉じゃが発祥の地の舞鶴を訪れる機会があったので、肉じゃがを食べに行ってみました。
ちょうど昼の夜の営業時間の狭間のために六軒めでようやく肉じゃがをいただくことができました。
はんなり食堂
肉じゃが定食
舞鶴肉じゃがコロッケ付きでした。
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