今回、シンガポールを訪れた目的の一つに、ラッフルズホテルの元祖シンガポールスリングを飲みに行くことがありました。
しかし、よく考えてみるとシンガポールスリングは女性向けに作られたカクテルで普段、日本で自分がオーダーしたことはありませんでした。
同席してる知人のを少し飲んだぐらいです。
本場のシンガポールスリングを味わう前に日本でも飲んでおこうと思い、京都でいつも通っているバーベスパに。
近々、シンガポールに行ってシンガポールスリングを飲む話をしたら、気合を入れて作ってくれました。
ジンはビーフィーター、コアントロー、チェリーヒーリング、ベネディクティン、パイナップルジュース、ライムジュース、グレナデンシロップ、アンゴチュラビターズを使用します。
丁寧に作られたシンガポールスリングは美味しかった。
そしてラッフルズホテルの話に戻します。
シンガポールスリングはラッフルズホテル内のメインバーのロングバーで勤めていたバーテンダーの嚴崇文(Ngiam Tong Boon/ニャム・トン・ブーン) が1915年にホテルの女性客に向けて作ったのが始まり。
ロングバーは過去、何度か場所が移動していますが、現在はホテルの左サイド奥の二階に位置しています。
バーの中は、夕方なのに常に満席で大人気。
ロングバーではシンガポールスリングが多い日は1000杯も作られているのだとか。
大量にさばく必要があるので作り方は少し雑。
雰囲気を楽しむバーですね。
こちらが元祖のシンガポールスリング。ロングバー名物のピーナッツと一緒に。
ピーナッツはこの袋の中に入っているので好きなだけ取り出してつまみにします。
2杯目はジンスリングをオーダー。
シップスミス1915ジン。シンガポールスリング誕生100周年を記念して作られたジンです。
ジンスリング。
3杯目はこれもラッフルズが発祥と言われてるミリオンダラーを。ラッフルズ内のバー&ビリヤードルームで作られたカクテルです。
そしてロングバーにはシンガポールスリングを作っている様子を12コマの漫画のように表現した名物の絵があるので、どこにあるのか聞いてみるとこのバーの上の階のエリアにあるとのこと。この時間はクローズされていましたが、特別に案内してくれました。
螺旋階段を上がると、こちらも素敵なバーカウンターが。
見渡すと部屋の角にその絵は飾れていました。
遠くからも12コマの絵だとわかります。
最初は優雅に、そして、作り始めると一生懸命にシェイクして最後は再びきりっとした表情でシンガポールスリングを作っている動作をコミカルに表現しています。
以上、シンガポールスリング発祥のロングバーでした。
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