先日、TV番組『クレイジージャーニー』のこんな記事を見た。
記事を簡単にまとめるとこうだ。
世界56ヵ国で1,000種類以上の淡水魚を釣った経験を持つ小塚さんは、一時期、巨大魚を釣っても何も感じない「不感症」になり、「ただ大きな魚を釣るだけじゃ興奮できない」状況に陥った。 小塚さんは、「釣り不感症」を打破するために、釣るまでの過程に厳しいルールを自ら設けて、「誰もいないところに行こうと思って」、真冬の北極圏で車を使わず徒歩移動し、凍った湖上でテント泊し、カナダ最大の淡水湖で巨大魚レイクトラウト釣る旅に出た。
これって今の私に似ているなと。
私は世界23か国・地域で900コースのゴルフ場をラウンドしてきた。小塚さんが訪れた国数にはまだまだ及ばないが、「ただゴルフするだけじゃ興奮できない」体になってきている。
今も私は「ただゴルフするだけも楽しいと感じている」ので小塚さんのように「不感症」とまでにはなっていないが、もっと強い興奮を求めているのは確かだ。
私は世界TOP100コースを巡る旅をしていて、そのうち60コースほどはラウンドを終えて、今もその旅の途中である。
そのTOP100コースを巡る旅の最初の方でペブルビーチGLというインパクトの強い名コースに出会い、その後も簡単にはラウンドすることができないアメリカの超プライベートコースのNGLAやシネコックヒルズGCを運良く、ラウンドすることができたためにその後のゴルフで、その時の興奮度を超えたことはなかった。
きっと今後、その時の興奮を超えるコースはTOP100コースの中では、サイプレスポイントとセントアンドリュース・オールドコースをぐらいなのは想像できてしまう。
サイプレスポイントは世界でもっともラウンドすることが難しいコースの1つではあるが、これだけ世界中のコースをラウンドすると同じようなコースマニアの友人ができ、その伝手を辿れば多少時間を待てばラウンドするチャンスはあると思っているし、オールドコースなら抽選に選ばれれば誰でもラウンドできるので、その興奮を味わいたければラウンドする準備を進めればよいけど、進めていない。
おそらくこの2コースをラウンドした後は、小塚さんのように「ゴルフ不感症」になってしまうような気がするので、まだ早いと思っている。
私のゴルフの刺激の求め方
そんな状況で私はゴルフに対して、あまり人が訪れない離島ゴルフにハマり興奮を求めていった。
既に日本国内の離島ゴルフはコンプリートしてしまったが、原付バイクをレンタルし那覇からフェリーで出発し、ゴルフクラブは17通りのクラブになるスーパースティック1本で奄美群島をアイランドホッピングしてのゴルフ旅は最高潮に興奮したゴルフ旅だったのを覚えている。
そして今、ハマっているのが乗り継ぎ時間が多くかかるLCCを使っての海外ゴルフ旅。
長時間の乗り継ぎ時間の間に観光に行ったり、朝まで飲んだりして移動時間も楽しみながら窮屈なLLCの座席で目的地に向かう楽しさを覚えてしまった。
スリランカにゴルフ旅に行ったときには、宿泊しているコロンボから日帰りで高原のヌワラエリヤに向かい、ゴルフ。行きは深夜2時に出発して車で片道5時間移動。ヌワラエリヤでのゴルフと観光を終えて帰りは列車で遅延込みで8時間の移動でコロンボに着いたのは22時半という過酷な日帰りゴルフ旅も楽しんだ。このときの達成感と疲労感を感じながら飲んだ生ビールは最高だった。
小塚さんが「釣るまでの過程に厳しいルール」を設けているように私も「ゴルフ場までの過程を楽しむ」ようになっているのが似ているなと思った。
「ゴルフ不感症」にならないように、ほどほどに自分のバケットリストを消化していこうと思う。
次はインドか南アフリカかな。
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