本日発売のBRUTUS(No.990)の「だからゴルフが好きなんだ。」に取材協力させていただいた。
6月末にBRUTUS編集部から世界の珍しいコースについて話を伺いたいと連絡があり、ユニークなコース、珍奇コースというテーマで取材を受けた。
BRUTUS(ブルータス)でゴルフの特集は、かなり久しぶりらしい。
そのゴルフ特集の中でゴルフコースにも焦点を当ててくれていて、コース選びの指針として
「瞬間の絶景で、選ぶ。」「戦略的設計家で、選ぶ。」「唯一無二のクセで、選ぶ。」の3つの視点でコース選びについて記事にしているようだ。
私はその中で「唯一無二のクセで、選ぶ。」というコーナーを担当させていただいた。
私が取材で話したコースは以下のコースなのだが、誌面ではこの中から9コース+編集部推薦の1コースの全10コースがイラストで紹介されている。
「コース、どう選ぶ?」 唯一無二のクセで、選ぶ。
世界で一番標高の高い・低いコース、世界最北端・世界最南端のコース
世界一標高の高いインドのヤクゴルフコースや二番目に高いボリビアのラ・パスゴルフクラブ
世界一標高の低いカリフォルニアのザ・ファーニスクリークゴルフコース・アット・デスバレー
世界最北端のカナダのウルカクトックゴルフコース(9ホール)
世界最南端のアルゼンチンのウシュアイアゴルフクラブ(9ホール)、18ホールで最南端はニュージーランドのサウスランドゴルフクラブ
全長1350kmの世界最長のゴルフコース
オーストラリアのナラボーリンクスは、ホール間の移動は車で移動する。
高低差430mあるゴルフコース
南アフリカのレジェンドゴルフ&サファリリゾートの19番のエキストラホールは、ヘリコプターでティーイングエリアに移動し、430m上空から361mのパー3でホールインワンすると賞金がもらえる。
5グリーンや縦に120mの長さがある変わり種グリーンがあるコース
千葉県の国際レディースゴルフ倶楽部(9ホール)には1ホールに5つグリーンがあるコースや縦の長さ120mのグリーンがあるコースがある。
日本でおそらく唯一のサンドグリーンがあるコース
北海道の羽幌オロロンカントリークラブはおそらく日本で唯一のサンドグリーン(ブラウン)
線路越えがあるコース
オーストラリアのロイヤルアデレードゴルフクラブとスリランカのロイヤルコロンボゴルフクラブはコース内に列車が走り、線路越えのショットが楽しめるホールがある。
アウトとインを車で移動し、アウトがドライビングレンジの中にあるコース
鹿児島県の沖永良部島の沖永良部ゴルフクラブはアウトコースとインコースの場所が違うので車に乗って5分ほど移動する。そしてアウトコースはドライビングレンジの中にレイアウトされている。
フェアウェイを共有していて4ホール交差しているコース
フェアウェイが交差して共有されているコースは時々あるが、あっても2コースがクロスしていることが多いが、ハワイ島のハマクアカントリークラブ(9ホール)は4ホール交差しているホールがある。
島民しか知らないコース
鹿児島県の与論島にNABINBUパーク(9ホール)、沖永良部島にバードヒル(9ホール)、徳之島に西部ゴルフ(おそらく9ホール)という島外に知られていないゴルフコースがある。どれもスコットランドではオネスティボックスと呼ばれている集金箱にプレイ代を入れてからプレイする。
コースの横にお墓があるコース
アイルランドのバリーバニオンゴルフクラブ・オールドコースの1番ホール右サイドにはお墓がある。
オアフ島のカフクゴルフコースの2番グリーンの右サイドにはお墓がある。
スライサーには緊張するシチュエーションである。
コースの中にお墓があるコース
沖縄県の大西テェラスゴルフクラブはコース内に亀甲墓と呼ばれる沖縄の独特な形をしたお墓が点在している。
世界遺産の中にあるコース
京都府の京都ゴルフ倶楽部・上賀茂コースは世界遺産の上賀茂神社内に造られた世界でも珍しいコース
ショートコースが月に4回ルーティングを変更してロングコースになるコース
沖縄県の伊江島にある伊江島カントリークラブは通常は18ホールのショートコースとして営業されているが、月に4回だけルーティングを変更して9ホール×2のロングコースとして営業している。
4ホールのエキストラホールを組み合わせてタイプの違う2つの顔を持つコース
ジョージア州にあるオフーピーマッチクラブはエクストラホールA,B,C,Dの4ホールを入れた22ホールあり、メインのパー72のチャンピオンシップコース以外にエクストラホールを使用したパー69のウイスキールートという違う顔を持つコースとしても楽しむことができるコース
9つのダブルグリーンのリバーシブルコース
ジョージア州のボビー・ジョーンズ・ゴルフコースは、9つのダブルグリーンを持ち、全く別のルーティングでマグノリアナインとアゼリアナインの2つの9ホールを楽しめるリバーシブルコース。マグノリア、アゼリアは交互に日替わりで設定されている。
BRUTUSの表紙のゴルフ場はどこ?
当ブログの読者、数名からBRUTUSの表紙のゴルフ場はどこ?という質問をいただいた。
この写真は、スコットランドやアイルランドのリンクスっぽい雰囲気があるが実は、アメリカ・イリノイ州のChicago Highlands Club / シカゴハイランズクラブの13番パー3である。
設計はアーサー・ヒルズで開場は2009年と最近のゴルフ場なのである。
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