『週刊SPA!』の「口コミ低評価でも満足できる穴場スポット」という記事で取材していただいた『週刊SPA!』5/30・6/6号(5/23発売)が本日発売された。
取材を受けるにあたってネットの口コミと当サイトのようなゴルフコースランキングの違いの解説やGDOや楽天GORAの口コミの分析などを行った。それを前編、後編にまとめた記事がこちら。
前編
後編
取材では以下の7つのコースをお勧めしたが、誌面では、3コースが掲載されている。
1.GDO 口コミ件数71件で星評価3.0のコース2.GDO 口コミ件数50件以下で星評価2.5のコース
3.GDO 口コミ件数50件以下で星評価2.5のコース
4.GDO 口コミ件数150件以下で星評価3.2のコース
5.楽天GORA 口コミ件数100件以下で星評価3.0のコース
6.楽天GORA 口コミ件数50件以下で星評価3.0のコース
7.楽天GORA 口コミ件数50件以下で星評価0のコース(過去半年で口コミが0件のため)
掲載された3コースはぜひSPA!を購入してご覧いただきたいのだが、掲載許可や紙面のスペースの関係上、掲載されなかった4コースをこちらで紹介しておく。
(※口コミ件数・星評価は全て2023.5.12現在)
GDO、楽天GORAの両方の星評価を掲載しておくが、ご覧のとおり全く評価が違うので口コミサイトの点数はあまり信用できないことがわかると思う。
ゴルフコースマニアやゴルフ旅好きな方向けになるが、ゴルフコースのレイアウト・設計論などに絞った当サイトの評価はこちら。(私がラウンドした日本国内約600コースのみ)
小浜島カントリークラブ GDO 口コミ件数71件 星評価3.0
沖縄県の小浜島にある小浜島カントリークラブは、星野リゾート リゾナーレ小浜島に併設されている。
楽天GORAでの評価は
石垣島から高速船に乗り、30分で小浜島に到着する。
かつては石垣島にも本格的なゴルフコースがあったが、現在はショートコースのみ(新たなゴルフコースの計画はある)なので石垣島に観光に来た時にゴルフをプレイしたいときは高速船で小浜島に渡り、日帰りゴルフも可能。
小浜島CCは日本最南端でかつ、日本最西端のゴルフ場なのである。
コースからは海が見えるホールもあり、リゾート気分を味わいながらゴルフができる。
こちらは12番ホールにある日本最南端のティー。(ちなみに日本最西端のティーは7番ホール)
時間に余裕があれば日帰りではなく、星野リゾートに宿泊してゆったりと過ごすことをお勧めする。
そして日本のゴルフ場で一番遅い日の出を楽しんでほしい。
函館ゴルフ倶楽部 楽天GORA 口コミ件数53件 星評価3.0
北海道の函館にある函館ゴルフ倶楽部。
GDOの評価は
1927年創設の北海道最古のゴルフ倶楽部である。
現在のコースは1936年に移転して赤星四郎が設計し開場。
コースは自然なスウェル(溝)を活かしていて美しく、見た目以上にタフである。
コースからは函館山と函館湾を見下ろせる高台に造られていて、アップダウンもあり、高低差を楽しめる。
9ホールを違うグリーンを使い、2周する。18ホールのコースだけが全てではない。
北海道ゴルフの歴史を感じながら、この素晴らしい地形を堪能してほしい。
葉山国際カンツリー倶楽部 楽天GORA 口コミ件数8件 星評価3.0
神奈川県の葉山にある葉山カンツリー倶楽部。
エメラルドコースとダイヤモンドコースの36ホールあるゴルフコース。
GDOでは
GDO、楽天GORAからは、ともにエメラルドコースのみ予約可能。
エメラルドコース(1966年開場)の設計は先に紹介した函館GCと同じ赤星四郎。
赤星四郎は、廣野GCや川奈・富士コースなどを設計したC・H・アリソン来日時の通訳を担当してアリソンから設計のノウハウを吸収。
パー71でバックティーからでも5756ヤードと距離は短いがアップダウンのある地形を上手に活用して設計されている。無理やりパー72にしていないところもよい。
日本のゴルフコースの評価基準は、「パー72で距離があり、フラットで各ホールが木々でセパレートされているのが素晴らしいコース」という、世界基準から取り残されてガラパゴス化している。
このエメラルドコースは世界のゴルフコースの評価基準で設計されているのをぜひ体感してほしい。
メイプルカントリークラブ 楽天GORA 口コミ件数0件 星評価0.0
岩手県にあるメイプルカントリークラブ。
GDOでは
開場は1987年。設計は金田武明。
金田氏は、相模カンツリー倶楽部でクラブチャンピオンになる腕前で、1960年にアメリカのメリオンゴルフクラブで開催された男子アマチュアゴルフ国別対抗戦の第二回アイゼンハワートロフィーに日本代表として中部銀次郎と共に参加してプレーイングキャプテンとして活躍。
アメリカのスポーツイラストレイテッド誌のアジア代表として世界中のゴルフコースに精通していて、日本ゴルフコース設計者協会の元理事長でもあった人物。
各ホールは世界中の名コースの要素を取り入れたコースになっている。
この11番はペブルビーチGL18番、ハーバータウンGL18番、廣野GC18番を参考にしたようだ。
15番ホールは2つのグリーンを好きな方を選べて上のグリーンを選ぶとアイルランドのラヒンチゴルフクラブの6番の考え方になる。
SPA!に掲載された3コースもぜひSPA!を購入してご覧いただきたい。
コメント