午前中にホンチョン岬を歩きまわったあとは、ニャチャン名物のネムヌンでランチをとることにした。
向かったのは、Nem nướng Ninh Hòa Đặng Văn Quyên / ネムヌン・ニンホア・ダン・ヴァン・クエン。
店に入るとかなりテーブルが埋まっていて2Fに案内された。2Fも8割ぐらい埋まってて大人気。


ネムヌンってベトナム各地で食べられている料理なのでなぜニャチャンが名物?と思って調べてみた。
発祥はニャチャンのすぐ北にあるニンホア。
その“元祖ニンホア式”を一番手軽に味わえる街がニャチャンなので、「ニャチャン名物」として扱われている。
テーブルに着き、ネムヌンをオーダー。一緒に、ベトナムの発酵ハムのネムチュアもオーダーした。そしてビールも。

ほどなく運ばれてきたネムヌンは、炭火で焼いた細長い豚つくね、パリパリに揚げたライスペーパー、山盛りのハーブと生野菜、そして薄いライスペーパーというお決まりのセット。

青いマンゴー、なますを一緒に巻き込んで、特製の濃いタレにつけてかぶりつくと、香ばしい豚肉の脂とハーブの香りが一気に口の中に広がる。


こちらが、ネムチュア。ベトナムの居酒屋のビアホイでよく頼む。このネムチュアは、一番有名なのはベトナムの中北部のタインホアだがネムヌン発祥のニンホアも有名。
ネムチュアは葉にくるまれた状態で出てくる。 包みを開くと、ほんのりピンク色の生ハムのような見た目。豚肉と皮を発酵させた酸味のあるソーセージで、ムチッとした食感にヨーグルトのような酸味がくせになる。


ネムヌンを巻きながら、合間にネムチュアをつまむと、同じ「ネム」でもまったくキャラクターの違う二つの味が楽しめる。
「肉×ハーブ×発酵」というベトナムらしい奥行きのあるローカル料理を体験できた。



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