ニャチャンの海辺から少し内陸側に向かうと、街の真ん中に小さな山がこんもりと盛り上がっている。
そのふもとにあるのがChùa Long Sơn / ロンソン寺、そして山の上に鎮座しているのが、ニャチャンのランドマークにもなっている白い大仏である。
ロンソン寺は19世紀末、Trại Thủy / 茶水山という小さな山の上に建てられた小さな寺院が始まりとされ、その後、台風で倒壊したため現在の山裾へと移転したと伝わる。
現在はカインホア省仏教協会の本部にもなっており、ニャチャンでもっとも大きな寺院として知られている。
ロンソン寺から白い大仏へ
入口の門をくぐると、まずは本堂へと続く道。赤いランタンが吊るされた参道を、観光客と地元の参拝客がゆっくりと行き交っている。


本堂の中には黄金色の仏像が安置されていた。

白い大仏は、ここからさらに階段を登った先にある。
途中には、涅槃像が祀られていて、涅槃像の背後には49人の弟子が彫られており、釈迦入滅の場面を表現しているという。

ニャチャンを見下ろす白い大仏
本堂からおよそ二百段近い石段を登り切ると、視界が一気に開け、真っ白な釈迦如来像が現れる。


高さ約24メートル、直径10メートルほどの蓮華座の上に結跏趺坐で座る姿は、近くで見上げるとかなりの迫力である。

大仏の足元は小さな広場になっていて、そこからはニャチャンの街が一望できた。



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