イタリア土産にイタリアのリキュールを貰いました。
真紅のリキュール、アルケルメス
と
フレンチローズの花びらをリキュールにした、エルシル・ディ・ローズ
フィレンツェにある1612年に薬局として認可された世界最古の薬局、サンタマリアノヴェッラ薬局のリキュールです。
1211年に建てたサンタマリアノヴェッラ教会が前身。
修道士が造っていた真紅のリキュール、アルケルメスは1860年に発売されたカンパリの原形とも言われてます。
今日はこの2つを使ったカクテルを作ろうと思います。
作るカクテルリストは
アルケルメス・シェカラート
アルケルメス・アメリカーノ
アルケルメス・ネグローニ
ローザ・ウーロン
ローザ・レアーレ(ローズロワイヤル)
バーチョ・ディ・ローザ(キスオブローズ)
マリーア・ローザ(メアリーローズ)
最後の4つはイタリアのリキュールを使うのでカクテル名もイタリア風に。
まずはエルシル・ディ・ローズをストレートで。
香りはほんのりと薔薇。
口に入れると薔薇の香りが一気に広がりました。
まるで薔薇の香水を飲んだかのような感じ。
これはストレートよりソーダで割るほうが美味しいはずと思い、ストレートではなく残りをソーダ割りに。
心地よい薔薇の香りがするソーダ水になりました。
続いてエルシル・ディ・ローズをプロセッコで割った、ローザ・レアーレ。
キール・ロワイヤルの派生系。
この後、アルケルメスをストレートで。アルケルメスを参考に作ったとも言われてるカンパリと飲み比べてみました。
まずは見た目の比較。
色の深みが全然違います。
これはアルケルメスの着色にはエンジ虫を乾燥させて抽出する天然色素のコチニールが使用されてますが、カンパリは2007年から合成着色料に変更されたので蛍光塗料のような赤色になってしまったようです。(それまではカンパリもコチニールを使用していたらしい)
そして味の比較。
どちらがいいか悪いかではなく、カンパリは舌に触れた瞬間に苦味を感じるが、アルケルメスは甘みの後に先ほどのエルシルディローズで感じたパフュームのような香りがフワッとし、その後に苦味が追ってきます。
カンパリがダイレクトに味覚を刺激するのに対してアルケルメスは奥行きのある味覚という感じでしょうか。
カクテルに使うには癖のないカンパリ(カンパリ自体が癖があるんですが。。)というか、まっすぐなカンパリのほうがいいかも。
カンパリだけをシェイクするカンパリシェカラートが好きでバーで、よく飲むのですが、これをアルケルメスシェカラートで。更にまろやかになりました。
続いてイタリア産まれのカクテルのカンパリを使用したアメリカーノをアルケルメスアメリカーノで。
ここでもう一度、エルシル・ディ・ローズに。
薔薇のリキュール、レモンジュース、シュガーシロップ、クレームドカシスをソーダで割ったメアリーローズで。エルシル・ディ・ローザを使用しているのでイタリア風にマリーア・ローザ。
この後は先ほどのアメリカーノのレシピのソーダをジンに変えたネグローニをアルケルメスネグローニで。
いつものネグローニより、優しく深みがある味でした。
薔薇のリキュールのエルシル・ディ・ローズを使用したカクテル
ローザ・ウーロン(シャンピン烏龍茶とエルシル・ディ・ローズをビルド)
シャンピン烏龍茶も素晴らしい香りがしますが、それに薔薇の香りがプラスされて東洋と西洋の香りの競演のカクテルに。
続いて、キス・オブ・ローズのイタリア版のバーチョ・ディ・ローザ(エルシル・ディ・ローズ、ホワイトラム、ウォッカ、ライムジュース、グレナデンシロップをシェイクしてソーダでビルド)
たまには乙女チックなカクテルを楽しんでみました。
またまたイタリア土産の話題。 4日前にはサンタマリアノヴェラのリキュールを使ったカクテルを作ってみましたが、今日はピエモンテ州のチョコレート、ドモーリを使用してカクテルを作ってみました。 お土産でいただいたドモーリのアソート。
その中にカカオ100%のチョコレートが入ってました。カカオ100%なので苦いです。 しかも世界で生産されているカカオの1%以下の生産量で、最も風味が豊かなクリオロ種を使用してるチョコレート。
エスプレッソとカルーアとウォッカをシェイクしたカクテルでエスプレッソマティーニがありますが、エスプレッソの代わりにドモーリのチョコレートを。
ドモーリマティーニ。 ほろ苦くて美味しいカクテルが完成しました。
続いてクレッチマ風に。 ウォッカ、ドモーリのチョコレート、レモンジュース、カルーア、グレナデンシロップをシェイク。
チョコレートをそのまま使用してるので見た目は先ほどのドモーリマティーニと同じですがこちらはほろ苦く、酸っぱさもあるカクテルに仕上がりました。
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