南大東島はサンゴ礁が隆起してできた島。
島には100を超える鍾乳洞があると言われていますがその中でも一番大きな鍾乳洞がこちら。
星野洞
この周辺一帯の土地が星野さんの土地だったのでそのように名づけられました。見学するには事前に村役場に連絡をして職員の方に来ていただく必要があります。
見学していた時間は40分ほどですが、その間、私一人で他の観光客はゼロ。その間もずっと事務所で待機してくれていました。この鍾乳洞、とにかく神秘的で素敵な鍾乳洞でした。
言葉で説明するよりは写真をみていただくとわかると思います。
まずはこの入口のカギを職員の方に開けていただきます。扉の先からは一人。
まずは深いスロープを下りて行きます。
ここから鍾乳洞
鍾乳石には天井から下に向けて成長する「つらら石」と床から上に向けて成長する「石筍」の2つのタイプにわかれます。
つらら石は1cm成長するのに100年以上必要で、石筍はその3倍かかるとも。
長い地殻変動で岩盤が斜めになり、鍾乳石も斜めに。ここから長い年月をかけて鍾乳石はくの字型に伸びていくことでしょう。
つらら石と石筍が合体したものを石柱と呼びます。
細長い鍾乳石をソーダストローと呼びます。
重力に関係なく色々な方向に伸びた鍾乳石を「ヘリクタイト」と呼びます。毛管現象によるようです。
つらら石と石筍がもう少ししたらくっつきそうです。たぶん1000年後先ですが。。
この鍾乳石はカーテンのようにひらひらしているように見えるのでその名の通り「カーテン」と呼ばれています。
更に下に降りて行きます。
鍾乳洞に入る前にガイド用のタブレット端末を貸していただき、数字のついたポイントに来たらその番号を押すとタブレットから説明が流れるのですが、そのタブレットからのガイドが「右の奥の洞窟を見てください」と。
右を見ると洞窟の奥にお酒が置いてあるのが見えます。
これは南大東島には高校がなく、島の子どもたちは中学校を卒業したら高校進学のために親元を離れなくてはいけません。
その時に親とこの洞窟まで出向き、一緒にお酒を納めるようです。そして成人式の時にここからお酒を取りだして親と一緒に酒を飲むという習慣があるとのこと。
素敵な習慣ですね。
このあたりが最深部
そろそろ戻りたいと思います。
反対側から見るとまた違う場所にもお酒が。
スロープのところまで戻ってきました。45mありますが、上りは電動スロープなのでラクチンです。
素晴しい鍾乳洞でした。
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