南大東島で最後に食べておきたいものがありました。
それは幻の魚とも言われているインガンダルマ。
インガンダルマの正式名はバラムツといい、こんな容姿をしています。
深海魚で、バラの棘のような鱗に体を覆われているのでバラムツと呼ばれているようです。
このインガンダルマ、幻の魚とも呼ばれていて鮪の大トロより美味い脂を持っている魚なのだとか。
なぜ幻の魚と呼ばれているかというと、インガンダルマの脂は人間が分解できない成分なので食べすぎるとお尻から脂が垂れてきてしまったり、お腹を壊してしまうので食品衛生法で販売禁止にされているから、市場には出回ってない魚だから。
食べるのも三切れぐらいまでが限度でそれ以上は、お尻から脂が漏れてくるらしい。
販売禁止ですが、食べることは禁止されていないので南大東島に行けば、自己責任で食べることができるのです。
似たような魚にアブラソコムツという魚があり、こちらも発売禁止されています。
以前、シカゴの寿司屋で「スーパーホワイトツナ」という名前で食べたことがあります。
島の方に教えていただいたお店にやってきました「ちょうちん」
「インガンダルマを食べれると聞いたんですが」とお店の方に話をすると「お昼はランチメニューのみなんですよ」という回答。。
うーん、残念。。落ち込みながら大東そばをオーダー。
島とう辛しをふりかけて紅生姜を乗せていただきます。
安定の美味さ。
インガンダルマは諦めていたのですが、お店の人が一切れサービスするよと冷蔵庫からインガンダルマを出してくれてフライにしてくれました。
こちらがインガンダルマのフライ。
食べてみました。確かに脂たっぷり。ジューシーな白身フライ。
衣をはがして観察してみました。脂でピカピカしています。
支払いの時、インガンダルマのお代も払おうと思ってましたが、サービスと言って無料に。
ありがとうございます。
大衆居酒屋ちょうちん
沖縄県島尻郡南大東村在所269
0980-22-2950
営業時間 12:00-14:00、18:00-24:00
沖縄に移住後の話
インガンダルマを柵でもらう機会がありました。友人と一緒に食べることに。
まずは刺身で。お皿には脂が勝手に滴り落ちてきています。食べると明らかに体に分解できなさそうな脂を食べている感じがしました。まずくなかったですが、特別美味しいものでもありませんでした。
完全に解凍できてない状態だったので解凍をしっかりしてから、もう少し薄く切るとよかったのかもしれません。
そしてフライで。フライの方は美味しくいただけました。
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