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クレーン三兄弟とアリソンが残した古き良きコース

03.日本のゴルフ場

[鳴尾ゴルフ倶楽部]

2013年10月3日 08:50

兵庫県の鳴尾ゴルフ倶楽部を久しぶりにラウンドしてきました。

鳴尾の初ラウンドが2009年5月でその時の記事で紹介していますが、その記事の後、若干、改造されたことと、鳴尾ゴルフ倶楽部は特に大好きなコースということもあり、現在のブログフォーマットに合わせて再掲したいと思います。

ここ鳴尾ゴルフ倶楽部は日本で2番目に古いゴルフ倶楽部の横屋ゴルフアソシエーション(神戸ゴルフ倶楽部ができた3年後の1904年に兵庫県魚崎に6ホールで開場)が前身の倶楽部。

そして1914年には鳴尾浜に移動して9ホールの鳴尾ゴルフアソシエーションに名称を変更。

その後、諸事情により解散を余儀なくされるが、1920年に鳴尾ゴルフ倶楽部として再結成。このとき3ホールからの再スタートだったようです。

再結成後、拡張を続けて1924年には18ホールのコースに。しかし1927年の金融恐慌による経済混乱のために9ホールに縮小されました。

そういった中、当時の倶楽部の中心メンバーだったJ・E・クレーン、H・C・クレーン、B・E・クレーンのクレーン三兄弟が現在のコースの場所に1930年に新コースを新設。

鳴尾浜のコースは浜コースと呼ばれていたのに対して、新コースは山コース、もしくは猪名川コースと呼ばれていたようです。

そして翌年の1931年には東京ゴルフ倶楽部、川奈ホテルゴルフコース、廣野ゴルフ倶楽部の設計で来日していたC・H・アリソンに改造のアドバイスをもらいその指示に合わせて改造を行い、現在のコースの原型が完成しました。(アリソンが改造のアドバイスをしたのは4,11,12,14,17番ホール)

1939年には浜コースが閉鎖されることになり、浜コースの良質な高麗芝を猪名川コースに移植。

グリーンは現在もコーライグリーンで、日本一のコーライグリーンと言われています。

パーは70のコースですが、重機が使えない時代なので山の起伏のある地形を巧みに活かした素晴らしいホールが続くタフなコースでした。

10番ホールはThe 500 World's Greatest Golf Holesに選出されています。

更に10番ホールは最も特徴のある距離のあるホール「THE LONGEST HOLE」と最も素晴らしいオーストラリア、東南アジア、日本のホール「THE BEST HOLES IN AUSTRALASIA AND JAPAN」の18ホールの中にも選ばれています。

ティーはレギュラーティーからティーオフ。

 

1番ホール 364ヤード パー4

池越えのパー4。写真はバックティーからの風景。

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こちらはレギュラーティーからの風景。右の林がせり出しているので狙いは左。

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2番ホール 173ヤード パー3

5つのバンカーにガードされているパー3。左はOB。

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3番ホール 387ヤード パー4

打ち下しのやや左ドッグレッグのパー4。元々、段々畑だった跡地を上手く活用したホール。

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ティーショットのねらい目は左の木々の右側。

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セカンドは打ちおろしで窪地越え。

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4番ホール 185ヤード パー3

打ち上げのパー3

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5番ホール 379ヤード パー4

やや左ドッグレッグのパー4。左はOBが続きます。

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セカンドは窪地越え。

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6番ホール 403ヤード パー4

打ち下しのパー4。左OB。

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7番ホール 511ヤード パー5

アウトコース唯一のパー5。右ドッグレッグです。今回の改造で一番大きな変化があったホールになります。

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大きな変化とはセカンド以降のコースの右側の林が伐採されて人工的なクリークが造られていました。

こちらが改造後の風景。

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こちらが改造前の風景。

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全く印象が違いますね。

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そして右にはこのような人工的なセメントで固められたクリークが。

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人工物があることでこのホールだけかなり違和感を感じました。

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8番ホール 405ヤード パー4

山をぐるりと左にドッグレッグしているホール。鳴尾GCで大好きなホールの1つです。

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左の山裾にそってフェアウェイが広がります。

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自然の地形をそのまま生かした素晴らしいホールです。

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9番ホール 338ヤード パー4

左ドッグレッグの距離の短いパー4

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ティーショットのねらい目は左の山の中腹に生えている木の右側辺り。

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10番ホール 463ヤード パー4

距離の長い打ち下ろしのパー4。

私の愛読書の「THE 500 WORLD'S GREATEST GOLF HOLES」の中に掲載されているホールです。

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「THE 500 WORLD'S GREATEST GOLF HOLES」は、その名の通り世界中ですぐれた500個のホールを写真付きで紹介している洋書です。

この洋書の面白いのは、巻末に500ホールの中からテーマを決めてベストの18ホールをピックアップして架空のゴルフコースを作るTHE BEST OF THE BESTというコーナーがあることです。

最も景色のよいホールや最も難しいホールを18ホール選出していたりしています。

その中で鳴尾ゴルフ倶楽部の10番ホールは最も特徴のある距離のあるホール「THE LONGEST HOLE」と最も素晴らしいオーストラリア、東南アジア、日本のホール「THE BEST HOLES IN AUSTRALASIA AND JAPAN」に選ばれています。

※ちなみに「THE BEST HOLES IN AUSTRALASIA AND JAPAN」には日本からは、廣野の15番、霞ヶ関の東コース10番、川奈の富士コース13番、太平洋クラブ御殿場の18番も選ばれています。

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打ち下しといってもレギュラーティーから463ヤードもあるのでセカンドもかなり距離が残ります。

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セカンドは窪地越えでグリーンを直接狙うか、窪地にレイアップするか窪地の上の段の左側の花道にレイアップして寄せワンを狙うかといろんな攻略の選択がありました。

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窪地の右側にはウォーターハザードがあります。

スケールのある素晴らしいホールでした。

 

11番ホール 337ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

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セカンドは打ち上げ。

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12番ホール 159ヤード パー3

グリーンの四方をバンカーでガードされているパー3

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13番ホール 300ヤード パー4

距離の短いパー4

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左右の木々のため狭いのでアイアンで方向性重視のほうがいいかもしれません。

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セカンドは打ち上げ。

 

14番ホール 454ヤード パー5

左に傾斜している斜面でブラインドになっているインコース唯一のパー5

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ロングヒッターは2オンも可能ですがグリーン手前100ヤード地点には横長の大きなバンカーが配置されています。

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これがグリーン手前100ヤード地点のバンカー。

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バンカー手前からコースを振り返った風景。

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15番ホール 182ヤード パー3

谷越えで打ち上げのパー3

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16番ホール 390ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

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セカンドは打ちおろし。

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アップダウンのある自然の地形を生かした素晴らしいホールが続きます。

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17番ホール 386ヤード パー4

打ち上げのパー4

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セカンドも打ち上げが続きます。

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18番ホール 444ヤード パー4

打ち下しのパー4

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グリーン手前100ヤード地点の左にはバンカーが配置されています。

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クレーン三兄弟とアリソンが我々に残してくれた古き良き素晴らしいコースでした。


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