日が沈んだ後も北上を続けて19時半頃に稚内のホテルに到着。
チェックインを済ませて少し休憩した後に夕食を食べに外出。
稚内の名物の「たこしゃぶ」を食べるために、目指すはたこしゃぶで有名な「郷土料理 車屋・源氏」に。
稚内はタコの水揚げ高が日本一で、酢ダコや煮ダコを全国に出荷しているのですが15キロ以上の大ダコは商品価値が下がり売れないのでこの大ダコを商品化すべく車屋・源氏の店主さん達が考案して20年ほど前に「たこしゃぶ」が誕生したようです。
ホテルから歩ける範囲ですが、車で移動。ナビに任せて到着してもお店が見つかりません。営業日も営業時間も調べているので休みのはずないのになぁと思いながらよく見るとナビ通りの真横にお店がありますが、電気が消えています。どうやら臨時休業。
うーん。残念。
ということでもう一軒、目を付けていたお店に。
こちらは生ホッケのしゃぶしゃぶが食べれるお店「再北食堂・けい子の店」。
そもそもホッケは足が早くて、時間が経過すると生臭くなり、冷凍すると旨み成分が減少するので生で食べれるお店が少ないのですが、このお店では生ホッケが美味しく食べれるらしい。
その理由は、この店の店主の中島敬子さんは鮮魚卸業もしていてそこでシーアイスという鮮度を保つ技術を導入することで、生のホッケを鮮度と旨みを保ちながら長期保存することに成功したからのようです。
その生のホッケをしゃぶしゃぶにして食べれるということでそちらに足を運ぶことに。
駅前から少し離れた稚内副港市場の方面にあります。ナビをセットして移動。
しかし、こちらもお店が見つからず。何度も同じところを移動してもそれらしいお店がありません。
オシャレなレストランはあるんだけど。うーん。
もう一泊するので「再北食堂・けいこの店」は明日にして、駅前のお店で「たこしゃぶ」を食べれるお店を探すことに。
(※夕食後、ホテルに戻り、再北食堂のことを調べると店主の敬子さんが今年の4月に店を閉めて、同じ場所で腕利きのシェフを雇い、イタリアンを開業したということがわかりました。オシャレなレストランがそのお店だったんだと判明。翌日はそのイタリアンでシーフードを堪能してきました。)
そして駅前に車を停めて、歩きながらよさげな店を物色。
見つけたお店がこのお店。
「なら鮨」
お店に入るとカウンターには地元の男性が二人談笑しながら一杯やってます。
北の港町の寿司屋という感じでいい感じ。
そして「たこしゃぶ」を注文。
冷凍してスライスされたミズダコが登場。
え?冷凍物が出てくるの?なんだ。。と思われている方がいるようですが、大ダコを薄く縦にスライスするには冷凍してスライスする必要があるのです。
まずは鍋に野菜を入れて、野菜がしんなりしてきたら、スライスされたルイベ状のタコを一枚ずつしゃぶしゃぶしてちりちりになったところでタレに絡めて食べます。
このタレがまた美味いのです。おそらく、白味噌ベースのからし酢味噌。
甘い中にも程よく酸味があり、タコと野菜に合うのです。
最後は麺も鍋で茹でて、ツルツルと。
お腹も舌も満足。
寿司屋ですからもちろんお寿司もいただきました。
稚内郷土生寿し(竹)。何とこれで3700円。
とくに子持ちのボタンエビとタラバの外子(一番右)、タラバの内子(右から2個目)が美味かった。
タラバの内子、ねっとりしていて最高。
ホッキ貝も苫小牧で食べた寿司より美味い。
幸せな夜でした。
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