スプリングバンク蒸留所で教えてもらった近くの試飲ができるウイスキーショップ。
店名にケイデンヘッズ・ウイスキーショップと書かれています。
ケイデンヘッド社はアバディーンで1842年に創業したボトラーズの老舗で、同じく老舗のゴードン&マクファイル社(1895年創業)よりも古く、スコットランド最古の独立系のボトラーズです。
そんなケイデンヘッド社も1972年にスプリングバンクの傘下に入り、拠点をキャンベルタウンに移しました。
試飲用の樽が4つ並んでいます。
一番右の樽は、スプリングバンク蒸留所がかつてあったヘーゼルバーン蒸留所のスコッチを復活させたヘーゼルバーン。
ヘーゼルバーンは三回蒸留のためにまろやかな味わいが特徴。
続いて右から二番目は同じくスプリングバンク蒸留所が復活させたロングロウ。
2回半蒸留のスプリングバンクがモルトの香水と呼ばれるほど薫り高いのに対して、2回蒸留のロングロウはピートのみで麦芽を乾燥させていてスモーキーな味わい。
そして左にある2つの樽は2002年に復活したグレンガイル蒸留所が蒸留しているキルケラン。
グレンガイル蒸留所の復活もスプリングバンクの親会社が絡んでいるので現在のキャンベルタウンモルトは全て同じグループの力で存続させているんですね。
試飲していると、スコッチ好きがばれたのか、店員が奥の部屋にテイスティングルームがあるのでよかったらどうぞと特別に案内してくれました。
店員さんが、テイスティングルームにある古いスコッチを説明してくれています。
ケイデンヘッド社のオールドボトルです。
この左のボトルを見て、ふとあのことを思い出しました!
私のライフワークの1つである「神戸ゴルフ倶楽部のグルームが愛したダンピーの銘柄探し」です。
その経緯はこちらをご覧ください。(全5回でまとめています。)
第1~4回はこちらから「ダンピーの謎が解ける日」
第5回はこちらから「ダンピーの謎は霧の中に」
私が探しているダンピーボトルのボトルの形とラベルの絵が似てる!!と思いました。
しかも怪しいと思っていたケイデンヘッド社のボトルでもあります。
早速、その夜、ネットにつなげて私のブログでグルーム氏と一緒に写っているボトルのラベルを見直しましたが、残念ながら別物でした。
しかし、やはり答えはケイデンヘッド社かゴードン&マクファイル社のボトルの可能性が高いんじゃないかという考えが強まりました。
いつかこのためだけに両社のオールドボトルを調べにやってこようと思います。
そしてテイスティングルームでもいろいろと試飲させていただきました。
そろそろマクリハニッシュのスタート時間です。ほろ酔いで心地よくラウンドできそうです。
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