毎年、その年に食べて記憶に残っているものを列挙しています。
2015年から開始して今年で4回目。歴代の記事のリンクはこちらをご覧ください。
2018年のフード・オブ・ザ・イヤーのPart1では焼きそば部門、かつ丼部門、餃子部門、うどん部門、ピザ部門、鍋部門、冷麺(冷やし中華)部門、牛肉部門、豚肉部門、鳥肉部門を紹介したいと思います。
そして次の記事のPart2では鰻部門、ジビエ部門、シーフード部門、寿司部門、カレー部門、弁当部門、その他の麺類部門、コーヒー部門、最高の一杯部門を紹介する予定です。(去年まで、Part2にいれていたもつ部門は、それぞれの肉の部門に含めることにしました。羊肉部門、山羊部門、馬肉部門は該当なしなので省略します。代わりに鰻部門とコーヒー部門を新設しました。)
また個別の記事で2018年ラーメン・オブ・ザ・イヤー、2018年サンドウィッチ・オブ・ザ・イヤー、2018年かき氷・オブ・ザ・イヤーも発表していますのでそちらもご覧ください。
焼きそば部門
今年も焼きそばを食べ歩きのテーマとして食べ歩きしました。
その中で5つ紹介します。
まずは1つめは、東京の広尾の住宅街にひっそりと営業しているテッパンキッチンHIROOの「厚切り豚バラ牛ホルモン焼きそば」に目玉焼きと青ネギをトッピング。
2017年にオープンしたばかりで場所もちょっと不便な所にあるのであまり人に知られていませんが素晴らしい焼きそばを提供しています。
ベースはこちらのお店をプロデュースしている鉄板焼き高見の高見ソースを使用しているのですが、その他にも何種類ものソースを調理中に使用してます。それによりコクと酸味が絶妙なバランスの味付けに。
麺はモチモチ。焼きそばの隠れた名店です。
2つめは、愛知県の尾張瀬戸にある一笑の「焼きそば」
瀬戸焼きそばと呼ばれる種類の焼きそばで今はなき、瀬戸焼きそば発祥の福助の味を引き継いでいるお店。
豚肉を醤油で甘辛く煮たタレで味付けされている瀬戸焼きそばは麺に旨味がしみ込んでいて旨味の塊。
一気に完食してしまう美味さでした。
3つめは京都の仕出し料理で有名な菱岩の「焼きそば」
この焼きそばは誰でも食べられる焼きそばではありません。
毎年、麸嘉の常連さんや取引先に向けて開催している水の会というプライベート縁日にグルメ仲間のシゲさんからお誘いがあったので食べることができました。年に一度しか食べることができないスペシャルな焼きそばです。
菱岩というだけあり、ダシが利いているソースで作られた焼きそばは美味しいのでお代わりを二度もしてしまいました。
4つめは京都の定食屋の常盤の「焼きそば(牛肉入り)」
祇園のうどん屋の常盤とは別のお店です。こちらのお店は三条寺町にあります。
この焼きそばですが地味に美味しいです。優しい味であとからジワリとくる焼きそば。
5つめの最後は東京の下北沢にある東京焼き麺スタンドの「スーパー焼きそば」
こちらの焼きそばですが、究極の普通の焼きそばを目指したようです。
麺はモチモチ、豚肉は香ばしい、キャベツは甘みがあり、ソースは旨味たっぷり。
しかも豚肉だけでなく麺も一部香ばしく焼き上がり、まさに究極の普通の焼きそばでした。
カツ丼部門
今年の6月からふと思い立ってカツ丼の食べ歩きをスタート。
フェイスブックで今年、自分が食べたカツ丼を検索すると60杯。検索漏れやアップしていないのを入れると約半年で80杯は食べたと思います。
その中で8杯が記憶に残りました。
まずはカツ丼を食べ歩いて4軒目で見つけてしまった私の中のベストカツ丼の東京の広尾にある麻布さ和長のかつ丼。
お蕎麦屋さんなのですが、カツも分厚くて丁寧に揚げられています。何より、卵とじに使われているダシが素晴らしい。安定度抜群の私の中のNo.1かつ丼です。
2杯めはこちら。
私が夜の飲みの締めで肉チーズカレーうどんでよく利用しているおかるのかつ丼。いつもはうどんばかりだったのですが、かつ丼の食べ歩きを始めたので食べに行ってみました。
山椒がきいた懐かしい子どもの頃に食べたかつ丼という感じの一品です。
3杯めは、福岡県のとんかつ亭ひさやま。博多駅から車で30分の町中から離れた場所にあります。
とにかくボリュームがすごいです。肉厚な巨大なトンカツがこれまた巨大などんぶりにドーンとのせられていました。
ボリュームだけでなく味も抜群でした。
4杯めは東京の目黒のかつ壱のかつ丼ソース味(ロース)
カツのボリュームがすごいです。下に敷き詰められたキャベツもたっぷり。
ご飯には海苔が入っていてよいアクセントに。
5杯めは愛知県の矢場とんのミソヒレカツ丼にネギトッピング。
矢場とんには、何度か味噌カツを食べに行ったことがあるのですが、普通のロースの味噌カツをいただいてました。
今回、ヒレカツをいただきましたが、味噌カツにはあっさりとしたヒレがあうなと。
濃厚で甘めのミソダレにネギをトッピングしていただく、ミソヒレカツ丼は格別でした。
矢場とんって、私はご当地グルメなので何度か食べたことありました。しかし、特別食べに行きたいと思ったことはなかったのですが、これはありだなと思いました。
6杯めは、東京の淡路町にある「とんかつ やまいち」
肉厚でしっかり目のロースにきちんと脂身もあり噛みしめて味わえる美味しいかつ丼でした。
7杯めはトンカツではなく、牛かつ。
東京の新橋にある牛かつ おかだの牛ロースソースかつ丼
鰹節とマヨネーズとオリジナルソースが混ざり、癖になる味です。
かなりジャンキーなどんぶりですが、鰹節が入っているだけでなぜか体に優しく感じてしまう。
最後の8杯めは東京の新橋にあるとんかつ 燕楽のヒレかつ丼
偶然、12月頃、新橋6丁目あたりで、発見した「とんかつ燕楽」
ん?燕楽?
あの大田区池上にある、とんかつの名店の燕楽と同じ名前だ。偶然に一緒?
と思い調べてみると、なんと池上の燕楽は、こちらの新橋の燕楽で修行されて独立されたようです。
その他、大田区千鳥町の燕楽、さらに食べログで現在、とんかつで日本一の成蔵も新橋の燕楽出身らしいことがわかりました。そんな燕楽の総本山で。最初にロースカツ丼をいただきました。
肉質はバツグンではないですが値段1050円からしたら肉質はこんなものかなと思いました。しかし、タマネギたっぷりでシャキシャキしていて美味しかったので日を改めてヒレカツ丼を食べに来ました。
すると玉ねぎたっぷりは変わらずで、ヒレカツと卵とじと玉ねぎが甘めのタレを吸い込んでこれぞかつ丼という一品に仕上がっていました。年末ぎりぎりに滑り込んだ私の中のNo.1かつ丼になりました。
餃子部門
今年、久しぶりに食べに行った以前からのお気に入りの餃子を3つ紹介します。
FBでは以前に紹介していたのですが、最後に食べたのがフード・オブ・ザ・イヤーの餃子部門ができる2016年より前だったのでブログでは紹介できていませんでした。
まずは東京の赤坂にある珉珉(みんみん)
全国の珉珉の源流で今はなき、渋谷の珉珉羊肉館の直系が赤坂の珉珉になります。
こちらで餃子は酢にたっぷりの胡椒をかけていただくのがスタイル。
つぎに大阪の住道にある丸正餃子本店。近くにある阪奈店は餃子以外の中華料理も食べられますが本店は餃子のみ。
小ぶりでパリパリで生姜が利いてる餃子は美味しすぎて、あっという間に胃の中に。3人前は余裕です。
中に何か入ってるんじゃないかというぐらい癖になります。
電話で事前に予約が必須です。
最後は福岡の大名のテムジン本店の餃子
テムジンの餃子は豚肉ではなく牛肉を使用。
そして玉ねぎを使用しているので食べなれている餃子より味がしっかりした感じがする餃子。
うどん部門
うどん部門も新規開拓ではなく以前からお気に入りのうどん屋でまだフード・オブ・ザ・イヤーで紹介できていなかった3軒を紹介します。
まずは京都の祇園にあるぎをん常盤のハイカラうどん。
常盤のうどんの特徴は平打ちのうどん。
常盤のうどんが私が好きなのはこのうどんの形状より、お出汁にあります。とても上品な出汁は常盤の最大の特徴。
京都ナンバーワンのうどんだと思っています。
次に、京都の祇園にある萬屋のねぎうどん
九条ネギと生姜がたっぷりのうどんはネギ好きにはたまらない一杯です。
最後は大阪の福島にある讃く
釜玉(小)とかけ(小)
全粒粉の極太うどん。香り高く噛みしめれる幸せ。
ピザ部門
まだあまり有名ではないのですが、京都に素晴らしいピザが食べられるお店が今年の7月にオープンしました。
私の自宅の近所で見慣れないピザ釜のお店ができたなと思いながらある日、バーでかなり飲んだ後、歩きながら帰宅していた時に小腹が空いたのでふらりと入店。
そこで食べたピザが本当に美味しくて誰にも教えたくないと思ったのですが、ネット時代。すぐに広まると思います。たぶん来年には大人気のお店になっていると思うお店。
ビステッカ NAOKI。
店名にビステッカと名乗っていておそらくお肉のステーキも美味しいのだと思います。
とにかくピザが美味しすぎて、すぐに再訪したかったのですが、なかなか時間が取れず。近いうちに必ず再訪したいと思っています。
鍋部門
ことしの鍋部門は、このもつ鍋。
もつ鍋「田しゅう」
この時、もつ鍋を3軒食べ歩きました。その中で一番おいしかったのがこちらでした。
もつ鍋の老舗「やま中」で修業した店主が立ち上げたお店。
とにかく、もつのクオリティが高くて、美味しいのです。3軒食べ歩いたから余計にわかります。
臭みゼロ、プリプリで脂の旨味が口の中で広がるのです。
冷麺(冷やし中華)部門
冷麺(冷やし中華)部門は今年は4杯。
まずは、大分県別府の別府冷麺の「六盛」の冷麺。
別府では別府冷麺を3軒食べ歩いて、その中で一番おいしかったのが六盛。
スープが羅臼昆布と国産の厚葉昆布と牛肉でじっくりとダシをとっているのでクリア。
麺はモチモチ。美味しかったです。
別府冷麺の特徴などはこちらの記事で「地元で一番人気の別府冷麺」
続いて、東京の広尾にある蕎麦屋の巴屋の冷やし中華
蕎麦つゆを隠し味に、ごまを振りかけたしょうゆ味のタレ。
かなりレベル高くて美味しかったです。
3杯めは東京の恵比寿にある中華料理屋「栄楽」の冷やし中華
これぞ、冷やし中華というオーソドックスな冷やし中華ですが、かなり美味しいです。
冷やし中華のお手本です。
最後は東京の広尾にある焼き肉屋「beef by KOH」の冷麺
ニューヨークスタイルの韓国焼肉屋さんの締めの一品
このスープが塩ベースで濃い目で美味しいのです。
いわゆる韓国系の焼き肉屋さんの冷麺とは違う冷麺。でもおススメです。
牛肉部門
そして牛肉部門。今年は3つあります。
まずは石川県金沢市のひよこのヒレステーキ
数日間、オイルでマリネされたヒレ肉はとにかく柔らかくて美味しかったです。300gとボリュームもあり大満足。
続いては、佐賀県唐津のからつバーガー松原本店のスペシャルバーガー
チーズ、ハム、タマゴ、パティのハンバーガー。甘めのソースとたまごが決め手。ぺろりと平らげてしまいました。
最後は、2016年のフード・オブ・ザ・イヤーの豚肉部門にも選ばさせていただいた沖縄県のしゃぶしゃぶ ないとう。2年前はアグー豚のしゃぶしゃぶでした。
今回は石垣牛とアグー豚のしゃぶしゃぶにしました。
石垣牛のサーロインとモモ肉。
モモ肉は肉自体の旨味、サーロインは脂の旨味を楽しめる素晴らしいしゃぶしゃぶでした。
そして、締めは前回、感動したアグー豚のスープのそば。
今回は石垣牛のダシも出ていて美味しくないわけないです。贅沢な締めになりました。
豚肉部門
豚肉部門は4つ。
まずは神奈川県横浜にあるキッチン友のスペシャル友風焼(豚肉と玉ねぎのにんにく焼き)
まず、玉ねぎが甘辛くて美味い。この写真は少し食べた状態で玉ねぎはこの上にてんこ盛りになっていました。
もちろんメインの豚肉も味がしっかりとして美味しかった。美味しすぎてご飯が足りなくなりました。
次に、神奈川県横浜市の日の出町にある第一亭のチートのしょうが炒め。
チートは豚の胃袋の事。これが絶妙な味付けで食感も柔らかいけど歯ごたえもある不思議な食感で美味しかったです。
次は、東京の渋谷にある焼きとん屋の「はがくれ」のピーマン詰
私は、はがくれのピーマン詰が日本一のピーマンの肉詰めだと思っています。
大ぶりのピーマンにぎっしりのミンチに濃いめのタレで焦げ目がつくまでしっかりと焼かれたピーマン詰
必ず頼む一品です。
最後は、東京の新宿にある焼きとん屋「鳥茂」の上タン
通常は味蕾部分はトリミングして使用しますが、ここではそのままでてきます。これが食感のアクセントになり、面白いのです。じっくりと焼かれた肉厚のタンは噛めば噛むほど旨味が。
鳥茂は常連さんに予約していただいてキャビアやら牛サーロインなどが出てくるスペシャルなコースをいただきました。とても美味しかったのですが、焼きとんと楽しみたいなら、ひたすら豚の希少部位を食べるのが良さそうな気がしました。
鳥肉部門
鶏肉部門では5つ。そのうち4つは唐揚げ。
まずは1つめの親子丼。私が日本一の親子丼だと思っている滋賀県長浜の鳥喜多の親子丼。
とにかく卵とじのダシが美味い。それにトロトロの半熟卵の上に生卵の黄身をお箸で割って更にトロトロに。
飲む親子丼と私は呼んでいます。それぐらいすぐに胃の中に入る美味さ。
ここから4つ、唐揚げ。
まずは私が以前から大好きな唐揚げの1つでフード・オブ・ザ・イヤーで紹介できていなかった東京の茅場町のやき鳥宮川のから揚げ
唐揚げが大好物の私は、いろんなお店で唐揚げを食べてきていますが、宮川のから揚げが好きな理由は唐揚げ単体で食べても美味しいのですが、甘酢タレをつけていただく変わったスタイルで、ご飯がどんどん進みます。
次に、東京の新代田にある焼き鳥屋の「けむり」の大山どりの唐揚げ
こちらのお店の唐揚げが美味しいと聞き、食べに来たのですが、美味しすぎて、完食したらすぐに思わず唐揚げを追加で注文したぐらいです。
カラっと上がった唐揚げは大山どりの旨味を閉じ込めていて適度な固さがあり、食べ応えがあります。
そのままでも、たれとマヨネーズにつけて食べるのでも美味しいです。
次に福岡県の中洲にあるBar倉吉 中洲店の「からあげ屋のからあげ」
カクテルがとても美味しいお店なのですが、フードの唐揚げがこれまた素晴らしいのです。
オーナーの親族が経営している人気のからあげ屋さんと同じ唐揚げを提供してるとのこと。
柔らかいけどしっかりした鶏肉にしっかりと味付けされた唐揚げにハイボールが最高にあいます。
最後はハワイのオアフ島のハワイ大学近くの隠れ家レストランの「The nook neighborhood bistro」のもち粉チキン+もちワッフル
アメリカではよくワッフルにフライドチキンの組み合わせの朝食を食べますが、これはフライドチキンがもち粉チキンになったバージョン。
もち粉チキン自体のレベルがとても高く、これ単体だけでも美味しいのですが、メイプルシロップをかけて一緒にいただくと甘じょっぱくて更に美味しくなります。
次の記事の2018年フード・オブ・ザ・イヤー Part2では鰻部門、ジビエ部門、シーフード部門、寿司部門、カレー部門、弁当部門、その他の麺類部門、コーヒー部門、最高の一杯部門を紹介する予定です。
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