せんべいは一般的に米から作られているものだが、沖縄に移住して驚いたのは、沖縄のせんべいは小麦粉から作られているのである。
沖縄に移住してもうすぐしたら丸三年になるので、何をいまさらという話題になるが、最近のお気に入りのせんべいを紹介するついでに記事にしてみた。
玉木製菓の亀の甲せんべい
亀の甲羅のような形のせんべい。
原材料を見ると、確かに小麦粉が使用されている。
これは沖縄はアメリカ統治時代に米より小麦粉のほうが入手しやすかったために、小麦粉でせんべいを焼いていたから今もその流れで沖縄ではせんべいは小麦粉で作られているのである。
本土でも小麦粉を使ったせんべいはあるが、卵と砂糖も使って瓦せんべいのように甘いせんべいとして流通しているが沖縄の小麦粉のせんべいは、塩せんべいともいわれるように塩味である。
いろいろなブランドの塩せんべいが販売されているが、最近の私のお気に入りのせんべいはこちら。
西原町にあるサンシオという企業が販売している月のかけら 塩味
こわれ塩せんべい 塩味という塩せんべいも販売しているが、そのB級品である。
なのでこのように割れていたり形が不ぞろいな状態の塩せんべいが袋詰めされている。これが絶妙な塩加減で硬すぎずサクサクしていてお酒のアテにぴったりなのだ。
絶妙な塩加減というのも、薄味の部分もあるが、濃いめに味付けされている部分もあり、味付けにばらつきがあり、このばらつきのおかげで飽きが来ず食べ続けることができるのである。
余談だが歴史的にみるとせんべいの原材料は平安時代は米ではなく小麦粉から作られていたらしい。そして江戸時代になり、うるち米を使うせんべいが流行していったようだ。
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