現存する高知県最古のゴルフコースの高知ゴルフ倶楽部でのラウンドを終えて、高知市内にある四国最古のゴルフコースの跡地に行ってみることにした。(四国最古のゴルフコースということは高知県最古のゴルフコースでもある)
高知県最古のコースは1930年(昭和5年)に高知市の種崎に造られた種崎ゴルフ倶楽部。
種崎地区に9ホールのコースがあったという情報以外は、近くの三里小学校の三里地区の歴史に「昭和5年 この頃種崎に県下初のゴルフ場(種崎ゴルフ倶楽部)ができる」という情報のみ。1960年代の航空写真が入手できたが、戦争を挟んで30年も経っているので跡形もなかった。
ゴルフ場は戦争により農地になり、その後に塩田になったようだ。今では塩田も閉鎖されてしまったようだが、塩田だったということはやはり海沿いにあったのだと想像できる。
この岬の突端の地形にゴルフコースがあったと想像するだけでワクワクする。おそらく東南にある種崎千松公園という松林の公園が以前、ゴルフ場だったのではないかと思い、そこを訪れてみることにした。
1960年代の種崎の上空からの写真(提供 国土地理院)

種崎千松公園の入り口には公園の地図があった。何かそこにゴルフ場の情報など記載していないか確認したが、残念ながらそのような情報はなかった。

公園内はその名の通り、多くの松の木が生えていた。


すぐ東側は海岸線なのだが、南海トラフ地震に向けて護岸工事をしていて迂回しないとビーチ方面には行けなかった。


公園の北側からビーチに向かう通路があり、そこから海岸に向かった。


分厚いコンクリートが南海トラフ地震が来たらすごいことになる可能性があるのがわかる。
ここに種崎ゴルフ倶楽部があったという確証はないが、この周辺にあったのは間違いないと思う。


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