高知県の高知ゴルフ倶楽部
かつて正蓮寺というお寺があった場所の近くに造られたので地元の人たちは正連寺ゴルフ場や高知ゴルフ倶楽部・正蓮寺コースと呼んでいる。
現在もコース横には霊園もあったし、コース内には正連寺神社という小さな社があり、神仏習合時代の名残りかなと勝手に想像したりしている。
開場は1958年(昭和33年)に9ホールで開場。1962年に18ホールに。設計は丸毛信勝。
戦前の1930年(昭和5年)に、高知市の南の種崎地区に種崎ゴルフ倶楽部というゴルフ場があったので、高知ゴルフ倶楽部は現存する高知県最古のゴルフコースである。
種崎ゴルフ倶楽部の記事はこちら。
そして高知ゴルフ倶楽部は、1995年に戸張捷が監修して改造された。
当初はパー72だったが7番ホールが民家への打ち込み対策などもあり、パー3になり、現在はパー71で営業していた。
太平洋と高知市街を一望する高台にあり、アウトとインは公道を挟むのでミニバンに乗り移動する。このシステムは、愛媛の松山ゴルフ倶楽部や佐賀県の唐津ゴルフ倶楽部と同じで共通点は歴史のあるゴルフコースという点だ。
丸毛博士が請け負ったコースは狭い用地のコースが多く、高知ゴルフ倶楽部も例外に漏れず、狭くアップダウンがある土地に造られていて上手く、レイアウトされていた。
1番ホール 496ヤード パー5
ストレートで打ち下ろしのパー5。ティーイングエリアから左を見ると太平洋が見えた。

セカンド以降は打ち上げ。


2番ホール 182ヤード パー3
距離のある池越えのパー3

3番ホール 323ヤード パー4
距離の短い左ドッグレッグの打ち上げのパー4


4番ホール 358ヤード パー4
右ドッグレッグでグリーンが横長の難しいパー4


ティーショットも難しく、セカンドショットもこのように横に長いグリーンで距離感が難しく楽しめるホールだった。
右を見ると太平洋が見えた。


5番ホール 162ヤード パー3

6番ホール 489ヤード パー5
打ち下ろしのパー5


距離も短く打ち下ろしなのでティーショットがナイスショットなら2オン狙いも可能。


7番ホール 152ヤード パー3
打ち上げのパー3。

かつては打ち上げで谷越えの317ヤードのパー4だったが民家への打ち込みがあり、パー3に変更。
振り返ると谷の向こうに使用されていたティーイングエリアが残っていた。

8番ホール 276ヤード パー4
左にフェアウェイがダイアゴナル(対角線上)に延びる距離の短いパー4。

セカンドショット地点からグリーンを見た風景。
昔はこのあたりから右ドッグレッグのパー4だったらしい。そのグリーンがやや打ち下ろしで左サイドがOBでセカンドショットが面白かったので、オリジナルデザインを復活してほしい。もしくはダブルドッグレッグのパー5にするのも面白いかもしれない。

9番ホール 286ヤード パー4
距離の短いティーショットが打ち上げのパー4。セカンドショットは打ち下ろし。


距離は短い分、グリーン手前はバンカーがガードしている。

インコースは公道を挟んで東側にあるのでミニバンで移動。

10番ホール 354ヤード パー4
ティーショットは打ち上げでセカンドショットは打ち下ろしの左ドッグレッグのパー4。ティーショットのねらい目は左斜面の下あたり。


11番ホール 269ヤード パー4
距離の短い右ドッグレッグのパー4。



12番ホール 328ヤード パー4
緩やかな打ち上げの左ドッグレッグのパー4


13番ホール 492ヤード パー5
ティーショットは打ち下ろしで池越えの距離の短いパー5。セカンド以降は緩やかな打ち上げ。



14番ホール 153ヤード パー3

15番ホール 349ヤード パー4
ティーショットは打ち下ろしでセカンドは打ち上げになるパー4


16番ホール 161ヤード パー3

17番ホール 466ヤード パー5
距離の短いストレートなパー5


セカンド以降は打ち下ろし。


18番ホール 354ヤード パー4
打ち上げで左ドッグレッグのパー4


コースから右を見ると太平洋が見えた。

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