デリー南部にある世界遺産Qutb Minar(クトゥブ・ミナール)に行ってみた。
一本の高い塔として知られる場所だが、実際に歩いてみると、ここは単なる塔ではなく、12〜14世紀にかけての征服・転用・未完の歴史が積層した遺跡群だった。
入り口と道路を挟んで反対側の場所にチケット売り場があり、支払うと青いトークンをもらい、ゲートに進む。トークンは出るときにも必要なので無くさないように。


デリー最古のイスラム建築群と呼ばれる理由は、
この場所が一つの王、一つの時代で完結していない点にある。

クトゥブ・ミナールを中心とするこの遺跡群は、12世紀末、イスラム勢力が北インドへ本格的に進出した直後から、およそ120年にわたって段階的に拡張されてきた。
その最初の起点となったのが、征服直後のに建立された クッワトゥル・イスラーム・モスクで、このモスクは、ヒンドゥー教およびジャイナ教寺院を解体し、その石材を転用して建てられた。

クタブ・ミナールの高さは約73m。実際に見上げると想像以上に高く太かった。


そして敷地内には製作途中のもう1つの塔の土台が残っていた。
Alai Minar(アライ・ミナール)という塔でアラーウッディーン・ハルジーがクトゥブ・ミナールの倍の高さの塔を作るという計画で開始したが、1316年に彼の死により工事が止まり、1層目のコアだけが残っていた。




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