バンコク最後の朝食に選んだ定番のピンクのカオマンガイ

[Go-Ang Kaomunkai Pratunam / ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム]
02.グルメ・食べ歩き
02.グルメ・食べ歩き

バンコク最後の朝食は、カオマンガイを食べることにした。

向かったのは、プラトゥーナムで長く知られるGo-Ang Kaomunkai Pratunam(ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム)である。1960年にこの地で屋台として始まった店で、創業者の Sombat Pruekpaiboon(ソムバット・プルックパイブーン)は、海南島生まれの父からチキンライスの作り方を教わったという。そこからこの店の味が作られ、後にプラトゥーナムを代表するカオマンガイの名店へと成長していった。

この店について面白いのは、店名の変化である。以前は ร้านไก่ตอนประตูน้ำ(ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム)と名乗っていたが、その後、オーナーの愛称を冠した「Go-Ang」を前面に出し、โกอ่างข้าวมันไก่ประตูน้ำ(ゴーアン・カオマンガイ・プラトゥーナム)へと変わっていった。

以前の ร้านไก่ตอนประตูน้ำ(ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム)は、特別な固有名詞というより、ร้าน(ラーン)は店、ไก่ตอน(ガイトーン)は茹で鶏、ประตูน้ำ(プラトゥーナム)は地名でそのまま訳せば「プラトゥーナムの茹で鶏の店」という意味である。

Web上ではこの経緯を知らずに別の店のように紹介されていることもあるが、実際には同じ店である。

カオマンガイのルーツは、海南島の鶏飯にある。そこから華人移民によって東南アジア各地へ広がり、シンガポールでは海南チキンライス、タイではカオマンガイとして根づいた。もともとのルーツは同じで、茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯を合わせる料理である。ただ、その後の育ち方はかなり違う。

シンガポールの海南チキンライスは、鶏のしっとり感や皮の食感、そして鶏の旨みをたっぷり吸った油飯の完成度が重視される。タレもチリソース、生姜ソース、ダークソイソースなど複数が添えられ、繊細に食べ分ける印象が強い。

いっぽうタイのカオマンガイは、もっと大衆的で日常の屋台飯として育った料理で、味の決め手はタオチオ(大豆を発酵させて作るタイの発酵調味料)をベースにした一種類の濃いタレである。にんにく、生姜、唐辛子が効いたそのタレを鶏肉とご飯にかけて食べることで、輪郭のはっきりした味になる。海南チキンライスが洗練された移民料理なら、カオマンガイはそれがタイの日常に溶け込み、屋台文化の中でより力強い味へと変化した料理だと言ってよいと思う。

この店が「ピンクのカオマンガイ」と呼ばれているのは、制服や看板がピンクだからである。

メニューを見ると、カオマンガイだけでなく、内臓やスープなども並んでいた。

今回はカオマンガイに加えて、苦瓜と豚リブのスープも注文した。しっかり煮込まれた苦瓜のほろ苦さが、朝の目覚めにはちょうどよい。

そして、カオマンガイにセットでついてきた澄んだスープが、これまた沁みる美味しさだった。

メインのカオマンガイは、しっとりとした鶏肉がご飯の上にきれいにのせられている。鶏肉はやわらかく、ご飯にも鶏の旨みがきちんと入っていた。濃いタレをかけて混ぜながら豪快に食べるのが、タイのカオマンガイらしい食べ方なのかなと思い、私もそんなふうにいただいた。

量としては、女性ならちょうどよいくらいかもしれないが、胃袋の大きい私にはもう少し食べたいと思える量だった。もっとも、朝食なら本来このくらいが適量なのかもしれない。私はこのあと、もう一軒朝食をはしごするために移動した。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

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