2025年の大晦日は、比嘉邸で一年の締めくくりにふさわしい素晴らしい時間を過ごした。
そのまま年をまたぎ、2026年の始まりも比嘉邸で迎えた。
まず、最初の一杯目はフェンネルをインフューズした泡盛のソーダ割りでスタート。
フェンネルは沖縄では昔から「いーちょーばー」と呼ばれている。胃腸の働きを助ける葉、というところからそう呼ばれてきたそうで、沖縄の暮らしの知恵がそのまま名前に残っているのが面白い。

沖縄の生マグロには琉球王朝の水割り。


白百合をドブロク風にしたAWADOBU。


比嘉邸で高確率で飲むお気に入りのカクテル、島薫るハイボール。

マグロの脂身を炙って神泉をロックで。島らっきょうには、もちろん泡盛がよく合う。


宮古島の泡盛「サシバ」はロックで、請福もまたロックで楽しんだ。


この日の主役のひとつは、何といってもイラブー汁だった。
夏に比嘉邸の康二さん、直子さんご夫妻とゴルフをしたとき、勝った人が願いごとをひとつオーダーできるという勝負をした。そこで運よく私が勝ち、久しぶりに直子さんのイラブー汁が飲みたいとお願いさせてもらった。
その約束を年末にきちんと果たしてくれて、用意してくれたのがこのイラブー汁そばである。
私は直子さんのイラブー汁が沖縄で一番美味しいと思っている。つまり、私にとっては世界一美味しいイラブー汁である。
直子さんが私のために特別にイラブーの頭かしっぽのどちらかを取っておいてくれるということで、私は頭をお願いした。
直子さんが一晩かけて作ったという一杯。最高の年末になった。

そして康二さんに、イラブー汁そばに合うカクテルをお願いすると、少し考えたあとに「あっ」と何かを思いついたようで、自宅の上の階へ取りに行ってくれた。そこで持ってきてくれたのが、唐辛子をインフューズした泡盛。いわゆるコーレーグースである。
本来はそばに入れて使うものだが、私はそばには入れず、イラブー汁そばを味わいながら、コーレーグースはストレートで飲むという食べ方で楽しんだ。

この日は年越しということでいつも以上に、お酒が進む。いろんな泡盛カクテルもオーダーして楽しんだ。


年越しのカウントダウンに合わせて、2026年最初の一杯になる酒をオーダーした。
お願いしたのは、「康二さんの2025年を総括した一杯を泡盛カクテルで」というもの。
康二さんにとって2025年はポーランドの旅が特に印象に残っていたそうで、その記憶をもとに、ポーランドのウォッカと泡盛を使った爽やかなカクテルに仕上がっていた。
グラスを合わせて「あけましておめでとうございます」。
2026年は、そんな一杯で始まった。
その後はみんなで初詣へ。


食べることと飲むことを通して一年を振り返り、新しい年を迎える。
とても豊かな年越しだった。
2026年も、こういう美味しい時間をたくさん重ねていきたい。




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