ドナルド・ロスの恩師、サザランドが生涯愛し続けたリンクス

[Royal Dornoch GC Championship Course/ロイヤルドーノッホGC チャンピオンシップコース]
13.スコットランドゴルフ
13.スコットランドゴルフ

スコットランドゴルフ旅の第13ラウンドはロイヤルドーノッホゴルフクラブ(ロイヤルドーノックゴルフクラブ)

(※一部の書籍などではDornochをドーノックと綴られていますが、スコットランドではドーノッホと発音するので当サイトでもドーノッホと表記します。)

ロイヤルドーノッホにはチャンピオンシップシップコースとStruieコース(ストゥルーコース)の2コースあり、チャンピオンシップコースをラウンド。

チャンピオンシップコースはゴルフマガジン社の世界ゴルフ100選の2013年版で14位にランクインしています。

また4番、6番、14番ホールはThe 500 World’s Greatest Golf Holesにも選出されています。(更に14番ホールは500ホールの中から最も戦略的な18ホールが選出されるThe Most Strategic Holesと全リンクスの中で素晴しい18ホールが選出されるThe Best Links Holesにも選出)

ロイヤルドーノッホGCは1877年にドーノッホゴルフクラブとして結成。当初は9ホールのコースでした。ロイヤルの称号は1906年に授けられそれ以降はロイヤルドーノッホゴルフクラブに。

そしてドーノッホと切り離すことができない人物が、ジョン・サザランド。

1883年にドーノッホゴルフクラブのセクレタリー(日本でいう支配人に相当)に就任して1941年に71歳で他界するまでロイヤルドーノッホを愛し、その役職を全うした人物。

彼が、1886年にトム・モリスをセントアンドリュースから招聘して18ホールに拡張。

そしてこの時、まだ12歳だったドーノッホ生まれのドナルド・ロスをトム・モリスに預けてセントアンドリュースに修行に出したものサザランド。

1893年にドナルド・ロスはロイヤルドーノッホに戻り、ドーノッホ所属のプロゴルファーとしてクラブ修理やコース管理を日々の業務としていたのですが、1899年にドーノッホを去り、アメリカに。

ドナルド・ロスは、その後、全米で413ものコースを設計し、世界的に有名な設計家に。

ロスの代表作のパインハーストNo.2は1907年に設計し、パインハーストを生涯、愛し、改造を続けました。

そんなドナルド・ロスも1921年に恩返しでロイヤルドーノッホに戻り、コース改造を行いました。この時、恩師のサザランドとも再会し、サザランドが1つのコースを愛し続ける姿を見て、自分もパインハーストを生涯愛し続けることを誓ったのかもしれません。

サザランドが他界して4年後に第二次世界大戦も終戦。

終戦後、全英オープン覇者のジョージ・ダンカンがロイヤルドーノッホの改造を行い現在のレイアウトに。

このダンカンの改造もサザランドの構想を受け継いだ改造案だったらしい。

そんなロイヤルドーノッホはコースレイアウトも最高でしたが、小高い丘と海沿いの土地を上手くループさせているルーティングが素晴らしく、穏やかに1番ホールをスタートして3番で海に出会い、少しずつ海に近づいていき、16番グリーン、17番ティー、18番ティーから海を見下ろして終わるという流れが心地良い素敵なリンクスでした。

ティーはブルー、ホワイト、イエロー、レッドとあり、ホワイトティーからティーオフ。

1番ホール(First) 331ヤード パー4

距離の短いパー4

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グリーン奥から振り返った風景

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2番ホール(Ord) 177ヤード パー3

砲台(プラトー)グリーンのパー3

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グリーン奥から海を見た風景

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3番ホール(Earl’s Cross) 413ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

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コースは右に傾斜しているのでかなり左を狙う必要があります。ティーグラウンドから見える一番左のバンカー狙いでちょうどいい感じ。

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グリーン奥からコースを振り返った風景

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4番ホール(Achinchanter) 422ヤード パー4

3番ホールに引き続き、フェアウェイが左から右に傾斜しているパー4。The 500 World’s Greatest Golf Holesに選出されています。

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5番ホール(Hilton) 353ヤード パー4

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グリーンは縦長でグリーン手前と左はバンカー。グリーンは右に傾斜。

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グリーン奥から振り返った風景。

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6番ホール(Whinny Brae) 161ヤード パー3

左サイドはゴースと深いバンカーが配置されているパー3。The 500 World’s Greatest Golf Holesに選出されています。

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グリーンは右と奥に傾斜しています。

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7番ホール(Pier) 479ヤード パー4

距離のあるパー4

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8番ホール(Dunrobin) 434ヤード パー4

ティーショットのランディングポイントが斜めに二段になっているパー4

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このように斜めになっていて下のフェアウェイとの高低差は15mぐらい。

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グリーン奥から振り返った風景。奥に向かって下っています。

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9番ホール(Craigliath) 529ヤード パー5

左サイドに海が続くパー5

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グリーン奥から振り返った風景

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10番ホール(Fuaran) 146ヤード パー3

手前に3つ、右サイドに2つのバンカーにガードされているプラトーグリーンのパー3

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グリーンは右から左に傾斜している二段グリーン

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11番ホール(A’chlach) 446ヤード パー4

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グリーン奥から振り返った風景

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12番ホール(Sutherland) 535ヤード パー5

左ドッグレッグのパー5

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13番ホール(Bents) 171ヤード パー3

7つのバンカーに囲まれているパー3

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14番ホール(Foxy) 445ヤード パー4

ロイヤルドーノッホのシグネチャーホール、フォクシー。The 500 World’s Greatest Golf Holesに選出されています。

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この14番ホールにはバンカーがありません。

Foxyとは目標物のバンカーがなく距離を見誤ってしまって狐のように騙されるホールと言う意味のようです。

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ティーショットがナイスショットでもセカンドショットがかなり難しいホール。

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グリーンは横長のプラトーグリーン

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グリーンの左手前から見た風景

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グリーンの左から右サイドを見た風景

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グリーン奥から振り返った風景

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15番ホール(Stulaig) 322ヤード パー4

距離の短いパー4

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こちらはブルーティー(360ヤード)からの風景

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フェアウェイ真ん中に小山があります。

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グリーン奥から振り返った風景

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16番ホール(High Hole) 401ヤード パー4

打ち上げで距離のあるパー4

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グリーン奥から振り返った風景

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17番ホール(Valley) 405ヤード パー4

左ドッグレッグでティーショットのランディングポイントが二段になっているパー4

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こんな感じで斜めに二段になっています。右すぎるとセカンドショットが距離が残ります。

下の段に降りるとグリーン面が見えないのでこの位置でグリーンを確認しておきます。

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アプローチショットはブラインドショットになります。

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18番ホールのティーグラウンドから17番グリーンを見た風景

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18番ホール(Glenmorangie) 456ヤード パー4

距離のあるパー4

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グリーン奥から振り返った風景

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とにかくレイアウトがよく考えられていて、タフでしたが、楽しめる素晴らしいリンクスでした。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

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