以前から食べたかったバインミーがあった。
そのバインミーの名前はBanh Mì Khô Bò / バインミーコーボー
Kho Boは乾燥肉という意味で真っ黒な乾燥肉を挟んだバインミーなのである。
そのバインミーを食べることができるお店が先ほど、初詣した福海寺 / Chùa Phước Hảiのすぐ近くにあり、ずっとブックマークしたままだったので、ついでに行ってみることにした。
その店名はBanh Mì Khô Bò Phương Liên / バインミーコーボー・フオンリエンというお店。
黒い乾燥肉を指さして1つくださいと伝えるとパパイヤの千切りを指さしたので「バインミーに一緒に入れるか?」という質問なのかなと思ってうなづくと白い容器に入れだした。
バインミーをくださいとはっきりと伝えないとサラダとして提供される可能性もあるとその時点で理解した。
今から作り直してというのも悪いのでどこかでパンを購入して部屋に戻って食べることにした。
これがKhô BòのサラダのGoi Kho Bo / ゴイコーボー
結果的に、間違えて購入したことで、このKho Boのことをよく理解できることになった。
まずは、何もつけずにそのまま食べてみると、味はするけど、ぼやけた味付け。
甘いふにゃふにゃした食感の食べ物。肉感はない。
ついてきたソースをかけて食べても何かこれだけでは物足りない。
近くでバインミーを購入してきて、サンドして食べてみた。包丁がないので指でパンを割いたので見た目が悪いが念願のBanh Mì Khô Bò / バインミーコーボーである。
パンと一緒に食べると評価が激変。ある調味料的な存在になり、パンの味を引き立てるのである。
コーボーは、サラダとして食べるのではなくバインミーに挟んで食べたほうが美味い。
翌日、会社のベトナム人の通訳のスタッフにKho boについて聞いてみた。
Bo=牛肉のことだが、多くの店は豚肉の肺を使って提供していることが多いのだとか。
味付けは、オイスターソース、醤油、胡椒、黒糖、ニンニク、チリパウダーなどで味付けしているらしい。
確かに肺と言われたら食感がそんな感じもする。(この店のが豚の肺、もしくは牛の肺を使っているのかはわからない)
ちなみにベトナムの牛肉シチューと呼ばれるBò khoと黒い干し肉のKhô bòは文字が前後になるだけで全く違う食べ物になるなと思っていたら、発音記号が違う
kho = 煮る
khô = 乾く
という違いがあるそうだ。ベトナム語は難しい。。
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