ゴルフを終えてクラフトビールで一息ついたあと、夕食はローカル感たっぷりの「QUÁN ỐC ĐÔNG XUÂN」へ向かった。
店があるのは、チャンフー通り沿いのビーチエリアから川を一本渡った先、Tháp Bà(タップバー)通り周辺。中心部の高層ホテルが並ぶエリアから少し外れており、古い家屋と小さな商店がぎゅっと詰まっているので、オールドタウンのような空気を感じる一画である。
この通りは、夜になるとローカル色の濃いシーフードストリートとして知られていて、昨日とは違う雰囲気の場所でシーフードを食べたくなり足を延ばしてみた。

店先には貝や蟹、雲丹が並び、客は覗き込みながら好きなものを指差しオーダーするスタイルである。
この日は、小ぶりの蟹と数種類の巻貝、それに雲丹をオーダー。


蟹と巻き貝はシンプルに蒸してもらい、定番のライム塩胡椒ダレにちょこんとつけていただく。


巻貝は3種類ぐらいミックスされていて、それぞれ旨味と肝のほろ苦さのバランスがよく、ビールが進む。


蟹は身がぎゅっと詰まっていて、甘みと磯の香りが強く、こちらもビールが止まらない。


締めは雲丹。ベトナムのウニは可食部が少ないのだが、こちらのお店では殻のまま炭火で炙り、卵を落として半熟に仕上げ、雲丹と絡めながら食べるスタイルだった。
これはこれでローカルならではの面白い食べ方だなと思った。

観光客向けというより完全に地元仕様の店だが、そのぶんニャチャンの海の恵みをダイレクトに味わえる一軒である。




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