1955年ごろに開店した京都市東山区の居酒屋「伏見」が今月の5月末日に閉店するとニュースを知り、驚きました。
威勢のいい名物おかみが店内を仕切り、新鮮な海産物が食べられる居酒屋で、学生時代に背伸びして訪れたのが一番最初。
25年ぐらい前のことです。
よくオーダー間違いで、誰も頼んでない注文品が出てきて、「おにいちゃん、食べて」と半ば押し売りのようにおかみがお願いしてくる居酒屋。
ボーっとしてる従業員に、客の前で大きな声で注意する。
一見、怖そうなおかみなので、苦手な人には苦手なお店ですが、実際はおかみはチャーミングな方でした。
そんなこともあり、それからも年に1,2回は食べに行く、大好きなお店でした。
繁盛しているお店なので閉店するなんて全く考えてなかったのですが、市の区画整理が理由での閉店。もっと通えば良かったと後悔。
久しぶりにやってきました。そしたら開店前なのに行列。。みんな、私と同じ思いで駆けつけてるんだと思います。
来週から予定が埋まってるので今日を逃すと2度と食べられないので並んで待つことにします。
1時間半並んで入店。
いつものようにすし詰め状態。
最後に、おかみの元気な押し売りが見れて良かった。
まずは赤星と活ハモのタタキで乾杯。
赤星を置いている店も少なくなってきました。今となっては国内唯一の熱処理ビールです。
桜エビのかき揚げ
ハモ天
お店を出て最後に看板を記念撮影。
まだまだ並んでます。
今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
過去に撮影した写真を探して見つかったものを掲載しておきます。
名物の鯖寿司を皆さんお土産に持って帰っていましたが、私はこちらのヒラメ寿司がお気に入りでした。
これはある年に、伏見で新年会をしたときの写真。新年やから豪華に蟹食べへん?とおかみに言われて蟹をオーダー。
こちらは東京から京都を訪れた知人を案内したときの写真。にぎやかなお店を喜んでくれました。
どこかで復活してくれるといいのになぁと思います。
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