昭和30年創業の伊東の老舗バー

伊東駅周辺で夕食を食べた後はバーに。バーの開店が20時でそれまで少し時間があるので周辺を散策。

こちらは1928年に温泉宿として建てられた東海館。風情がある佇まいで現在は伊東市の指定有形文化財に指定され、日帰り温泉施設として使用されている。

20時になったので目当てのバーに。昭和30年（1955年）に創業したトリスバー。

左のドアから二階にあがる。

店内は一度、改装されたそうだが、開業時の雰囲気を残していて落ち着く内装だった。

一杯目、何にしようかなと思ってメニューを見ているとインフェルノメアリーとインフェルノシーザーというカクテルを発見。ブラッディメアリーとブラッディシーザーの激辛版のようだ。

辛いのが大好きなのでインフェルノシーザーをオーダー。

激辛ではなくピリ辛だったが美味しくいただけた。

二杯目は、メニューの一番上にあった「これはうまい」というメニューが気になり、マスターに聞くと、先代のマスターが考案したカクテルだそうだ。

当時の常連さんが最初の一杯をゴクゴク飲めるお酒をオーダーして先代のマスターが、3種類のお酒を使用して作ったカクテルなのだとか。面白そうなのでオーダーしてみた。

「これはうまい」

飲んでみて何が入っているか考えてみた。微かにジンの風味と最後にブランデーの香りがするのでこの２つは入っているのが間違いない。あとの１つが浮かばずにトリスバーなのでウイスキーが入っているのかなと思い、マスターに聞いてみるとジンとブランデーは正解であと１つは蒸留酒ではないとヒントをくれた。「あ、白ワイン！」と答えると正解ですと。（正確にはドライベルモット）

確かにごくごく飲めるカクテルだった。

締めの一杯は、伊豆ということで名前で決めた「踊り子」というカルバドスを使用したカクテルで。

伊東に来たら再訪したいと思う。