海南島の地酒・山蘭酒(Shān Lán Jiǔ、簡体字で書くと山兰酒)を、旅の最後の最後でようやく見つけた。
山蘭酒は、昔はレストランでも提供されていたが、今では、酒屋でも取り扱っているほとんどなく、山蘭酒専門の酒屋か一部のお土産屋か地方で個人的に消費してるぐらいしか出回っていない。
上品なお茶や石鹸などを扱う儋耳老味というお土産店の一角に、地酒の瓶が並んでいるのを見つけた。


山蘭酒とは山蘭米という原生種糯米から作る黎族の酒で、蒸した米をタロやバナナの葉で包み発酵させたドブロクのようなものや、紹興酒と同じ黄酒と呼ばれるライスワインタイプや、蒸留したタイプもある。
黄酒の3年熟成と1年熟成の山蘭酒を試飲させてもらった。 3年熟成は濃厚、1年熟成はフルーティーな感じ。


熟成してないのもいただいたけど、やはり熟成したほうが美味しい。お土産に1年熟成の方を購入。
今までいろんな国の1年程度熟成したライスワインを飲んできたがお世辞にも美味しいなと思えるものに出会えたことなかった。これは美味い。


お茶もいろいろと販売しているこちらも試飲させていただき、やはり海南島の名物と言えば、滞在中、何度も飲んだ鷓鴣茶(しゃこちゃ)を購入することにした。丸く包まれているのが特徴なのを知った。


帰国してから、自宅でもじっくりと飲んでみた。
みりんのような、蜂蜜のような風味もしてほどよくアルコール感もある。パンチのある食材に合わせるか、デザート酒としてもよいお酒だと思う




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