バンコク最古のゴルフコースとタイ最古のゴルフコースの話

[Royal Bangkok Sports Club/ロイヤルバンコクスポーツクラブ]
04.タイゴルフ
04.タイゴルフ

バンコク滞在中に訪れておきたい場所があった。

バンコク最古のゴルフコースと言われているRoyal Bangkok Sports Club(ロイヤルバンコクスポーツクラブ・以下RBSC)である。競馬場を有し、そのトラック内に9ホールのゴルフコースがあることで知られている。

RBSCの前身は1892年にイギリス人がバンコク市内で競馬や自転車競技などに使用できる土地の使用許可を国王ラーマ5世に申請し、認可を得て開設したバンコクジムカーナクラブである。

その後、1901年にロシア帝国の駐バンコク総領事アレクサンドル・オラロフスキーが競馬やその他屋外スポーツの開催を目的とするクラブの創設をラーマ5世に申請し、勅許を得てRBSCが設立された。場所はすでに使用されなくなっていたバンコクジムカーナクラブの場所を引き継ぎ、競馬は1903年から開始、ゴルフコースは競馬場のトラック内に9ホールのコースとして、1906年に開設された。

日本最古のゴルフコースである神戸ゴルフ倶楽部の開場は1903年である。つまり、その3年後にはすでにバンコクにもゴルフコースが造られていたことになる。

よくタイ最古のゴルフコースはタイ王室の夏の保養地のホアヒンに造られたRoyal Huahin Golf Course(ロイヤルホアヒンゴルフコース)と紹介されることが多いが、実は違う。

ロイヤルホアヒンは1922年に9ホールで開場。ラーマ6世が1924年に開場式を行い、最初は王族のリゾートコースとして使用されていた。1928年にはスコットランド人の鉄道技師のA.O.ロビンにより18ホール化した。

RBSCのほうが9ホールではあるが16年古く、正確には、ロイヤルホアヒンは18ホールでタイ最古のゴルフコースである。

では、RBSCがタイ最古のゴルフコースなのかと言えば、そこも少し違う。タイ最古のゴルフコースと呼ばれているのはチェンナイにあるChiang Mai Gymkhana Club(チェンマイ・ジムカーナ・クラブ)である。

チェンマイ・ジムカーナ・クラブは、13人の英国人居留者と1人のタイ人によって1898年に創設された。
19世紀末のチェンマイはチーク交易の拠点で、このクラブは北タイに集まった英系林業・商業コミュニティの社交とスポーツの中心として生まれた。「Gymkhana」という名も英領インド経由で広まった馬術競技や社交クラブ文化を感じさせるもので、当初は馬術系の色合いが強かったが、後にゴルフ、テニス、クリケットなどの総合クラブへと移っていった。

ゴルフコースは9ホールのパークランドコースで、1901年にコース改修の記録が残っている。少なくともこの時期にはすでにゴルフが行われていたことがわかり、タイで最初に組織的にゴルフを楽しんでいたのは記録的にこのクラブだと言える。

そんな歴史を頭に入れた上で、バンコク最古のゴルフコースとされるRBSCを実際に訪れてみることにした。

本日は、日曜日で、通常はメンバーしか入場できないが、この日は月に2回開催される競馬開催日だったため、一般客として入場することができた。

こちらがメンバーが入場する正門である。

一般客が競馬場に入場するのは、そこから数百メートル南へ下った別のゲートだった。

チケットを購入してスタンドへ進む。

スタンドに入ると、日本の地方競馬場にも通じるような空気が広がっていた。階段を上り、上の階からコースを見渡してみる。

競馬場の内側には9ホールのゴルフコースがあり、競馬が行われている中、何組かはゴルフをプレイしていた。

すべてのスタンドを自由に行き来できるわけではなく、一般客に開放されているのは一部のみだった。

パドックもあり、せっかくなので馬券も買ってみたかったが、見たところ日本のようなマークシート式ではなく、窓口で口頭で購入しているようだった。勝手がわからず、そこはなかなかハードルが高い。結局、馬券の購入は諦めた。

コース内の手前に見えている建物は、ゴルフのクラブハウスとして使われているらしい。

2レースほど見学したところで、ロイヤル・バンコク・スポーツクラブを後にした。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2026年現在、世界25か国・地域で日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンド。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のエンジョイゴルファー。

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