二軒目に訪れたのは、トンローにある Dry Wave Cocktail Studio。
Asia’s 50 Best Bars 2025で5位に入り、The World’s 50 Best Bars 2025 でも88位にランクインした、今のバンコクを代表する一軒である。


Dry Waveは2024年1月にオープンしたバーで、Backstage Cocktail Barや、アジアのベストバーにも選ばれたVesperで経験を積んだ Supawit Palm Muttarattana が設立した。オープンして間もないながら、バンコクのバーシーンで一気に存在感を高めている店である。
Vesperは初日に訪れたが、現時点で私のバンコクNo.1のバーはVesperである。その流れでDry Waveにも期待していたが、ここはそれ以上の感動を与えてくれた。
店名のDry Waveも、穏やかな潮の満ち引きのようなイメージをもとにしているらしく、内装やカウンターにも波を思わせるデザインが取り入れられ、世界観がしっかり作り込まれていた。


看板になっているのは、Super Classic というメニュー。
クラシックカクテルをそのまま再現するのではなく、異なる時代の人気カクテルを掛け合わせながら、現代的な一杯に仕立て直している。


一杯目に飲んだのは In Summer Time。
Dewar’s 12年をベースに、ウォーターメロン、ラズベリー、ジャスミン、レモン、トニックウォーターを合わせたカクテルで、名前の通り軽やかで夏っぽい一杯だった。ウイスキーベースではあるが重たさはなく、スイカの瑞々しさとジャスミンの香りがうまく重なっていて、二軒目の最初の一杯としてちょうどよかった。

締めに選んだのは On This Day。
こちらは Prakaan Select Cask Whisky を使ったカクテルで、Ratafia Rossi(イタリアのチェリーの食前酒)、アブサン、カフィアライムとライムを漬け込んだベルモット、グリーンシトラスゼストを合わせている。
先にPrakaanをストレートで飲んでいたこともあり、その延長線で頼んでみたが、タイ産の南国感あるウイスキーにハーブや柑橘の香りを重ねた濃厚な一杯で、締めにちょうどよかった。

クラシックを大事にしながらも、今のバンコクらしい感覚で再構築したカクテルが飲める、良いバーだった。




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