中国国内で“よさげなバー”を探すコツがわかってきたので、もう一軒ハシゴしてみることにした。
向かったのは SYOUKON BAR。
向かったのはSYOUKON BAR

店内はほぼ満席。人気の高さがうかがえる。
このバーも、間違いなく正解だった。

中国語のカクテルメニューを眺めるのも楽しい。こちらはクラシックカクテルのページ

こちらはオリジナルカクテルのページ。


まずはクラシックカクテルのページの一番上に載っていた椰林飘香 / ピニャコラーダをオーダーしてみた。
この数日、海南島ではココナッツを使った飲み物や料理をよく目にしていたので、自然と惹かれた。

そして一口。
これが今まで飲んだピニャコラーダの中で、間違いなく一番美味しかった。
まさに“最高のピニャコラーダ”だった。
メニューにはこう書かれている。
椰子朗姆酒、菠萝酒、椰子、柠檬、酸奶、奶油。
訳すと、ココナッツラム、パイナップルリキュール、ココナッツ、レモン、ヨーグルト、生クリーム。
ヨーグルトが入ることで、甘すぎず、酸味がほんのり効いた爽やかな一杯になっていた。
トロピカルでありながら軽やか。海南の夜風にぴったりの味わいだった。
そしてチャームに出てきたココナッツ風味のナッツも絶妙。
“ココナッツの島で、ココナッツのカクテルを飲みながら、ココナッツのナッツをつまむ”
そんな贅沢な時間を過ごすことができた。

締めは、オリジナルカクテルのメニューから名前で惹かれた一杯。
その名も 奈落
“もうこのまま奈落の底に落ちてもいいくらい上機嫌だった” ので、迷わず注文した。
飲んでみると、想像以上に華やかなカクテルで驚いた。
材料を見ると、
桂花酸、朗姆酒、蔓越莓、芙蓉花露、柠檬、薄荷、糖。
日本語にすると、きんもくせいシロップ、ラム、クランベリー、ハイビスカスシロップ、レモン、ミント、砂糖。

きんもくせいの優しい香りとクランベリーの酸味、
そこにミントの清涼感が重なり、
花と果実の香りが溶け合うように広がっていく。
まさに、静かに“奈落”へ落ちていくような一杯だった。
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