かつて現存する世界最古のゴルフコースと言われていたコース

[Musselburgh Links / マッセルバラ・リンクス]
13.スコットランドゴルフ
13.スコットランドゴルフ

17世紀に存在していたリースリンクスの跡地を訪れた後は、かつて現存する世界最古のゴルフコースと言われていたマッセルバラリンクスに。

IMG_4033

このゴルフ場が面白いのは競馬場のトラックの中にコースがある。

最初にゴルフコースがあり、その後、それを囲むように1816年に競馬場が建設された。

IMG_4035

マッセルバラは最初は7ホールだったが、1832年に8ホールに、更に1870年に現在の9ホール(2954ヤード、パー34)に拡張。
 

9ホールで2回、トラック越えが楽しめるレイアウトになっている。

そして、1874年から1889年の間に6回も全英オープンの会場になったコースでもある。

かつて全英オープンは1891年までセントアンドリュース、プレストウィック、マッセルバラの3コースのみで開催されていた。

IMG_4038

クラブハウスの中にはいろいろなものが展示されていた。

クラシックゴルフリンクス・オブ・スコットランドという資料にはマッセルバラ、セントアンドリュース、カーヌスティ、ブランツフィールド、トルーン、プレストウィックと6つのリンクスが掲載されていた。

IMG_4040

ブランツフィールド以外は全英オープンが開催されたコース。

ブランツフィールドリンクスは1761年に設立された世界で四番目に古いゴルフクラブで近年も全英オープンの予選なども開催されている。

こちらはギネスの認定証。

IMG_4041

認定書には、1567年にはマッセルバラリンクスでメアリー女王がゴルフをした言い伝えがあるが、1672年3月2日にマッセルバラでゴルフをしたというドキュメントが残っているのでそれをもって世界最古のゴルフコースと認定したと書かれていた。

このギネスの認定は2009年に認定されたのだが、その後、ギネスはセントアンドリュースを世界最古のゴルフコースとして認定しなおした。

これは1552年に出された「ハミルトン大司教の憲章」に、セントアンドリュースのリンクスでウサギを繁殖させるウサギ小屋の設置を許可する内容が書かれていたのだが、それにあわせて「ゴルフ、フットボール、射撃、その他あらゆる娯楽」も引き続き、使用許可を出したことが書かれていたことを確認できたのが理由である。

スコアコード。各ホールにはホール名がつけられていた。

IMG_4042

ティーはホワイトティーからティーオフ。

最初は一人でラウンドするつもりだったが、1つ前の組の地元の年配のゴルファー二人組が声をかけてきてくれたので一緒にラウンドすることになった。

 

1番ホール(Home Hole) 240ヤード パー3

競馬のトラック越えの距離のあるパー3

01aDSC00613

我々の前の組がティーショットを打ってトラックを横切ってグリーンに向かっていった。

01bDSC00611
01DSC00616

2番ホール(The Graves) 348ヤード パー4

ストレートなパー4。右は競馬のトラックが続きます。

02aDSC00618

同伴者の二人は前のティーから。奥に見えるのは競馬場のスタンド。

02bDSC00619
02cDSC00620
02dDSC00621
02eDSC00622

3番ホール(Barracks Entry) 357ヤード パー4

引き続き右にレーストラックが続くストレートなパー4

03aDSC00624
03bDSC00625
03cDSC00627

同伴者の年配のゴルファーは、ゴルフはあまり上手ではなかったのだがバンカーショットは抜群に上手だった。

IMG_4052

この位置からのこの急角度なソッドウォールバンカーを楽々クリア。

IMG_4053

4番ホール(Mrs Forman’s) 431ヤード パー4

距離のあるセカンドがトラック越えのパー4

04aDSC00628
04bDSC00629

同伴者の何打目かのボールはトラックの中からのショット。

IMG_4057
04cDSC00630
04dDSC00632

このホール名のMrs Forman’sはグリーンの奥に見えるパブの店名。ラウンド中に一杯飲むゴルファーもいたらしい。

04eDSC00633

5番ホール(The Sea Hole) 183ヤード パー3

トラックの外にあるパー3

05DSC00635
05DSC00636

グリーン上から左側のレーストラック側を見た風景

05DSC00638

6番ホール(The Table) 326ヤード パー4

再びトラック越えの距離の短いパー4

06aDSC00640
06bDSC00644
06cDSC00646

グリーンから左側を見た風景

06dDSC00647

7番ホール(The Bathing Coach) 479ヤード パー5

右にレーストラックが続くストレートなパー5

07aDSC00648
07bDSC00649
07cDSC00651
07dDSC00653

8番ホール(Hole Across) 240ヤード パー3

08DSC00654
08DSC00656

9番ホール(The Gas) 350ヤード パー4

左ドッグレッグのパー4

09aDSC00657
09bDSC00661
09cDSC00663
09dDSC00666

スコットランドの初ラウンドが、17世紀から存在していた歴史あるゴルフコースからのスタート。

素晴しい旅のプロローグだった。

     

I’m a golf-a-holic man. ゴルフバカです。

ゴルフのためなら世界中どこでも行きます。食事とお酒も大好きな食いしん坊ゴルファー。

2021年6月現在、日本国内約600コース、海外は約300コースをラウンドしているコースマニア。現在、世界中をゴルフ旅しています。ゴルフの腕前は平均スコア90前後のアベレージゴルファー。典型的なエンジョイゴルファーです。

芝鳥 のぶあまをフォローする

コメント

  1. […] Roux Restaurant 世界最古のゴルフコース跡を訪問  リースリンクス跡に 現存する世界最古のゴルフコース  マッセルバラリンクス […]

  2. […] マッセルバラの写真と記事はこちら「現存する世界最古のゴルフコース」 […]

タイトルとURLをコピーしました