以前、八重瀬町にあるハナンダーという琉球石灰岩でできた自然の橋を見に行った帰りに「南の駅やえせ」に立ち寄りました。道の駅は国交省が管理していますが、この「南の駅やえせ」は八重瀬町が管理しているので道の駅ではないようです。もし道の駅なら日本最南端に位置します。
その南の駅やえせの窓に「シーサー発祥の地」と書かれていたので調べてみました。
沖縄独特の守り神のシーサーは、遡ると紀元前のエジプトのスフィンクスがルーツであると言われています。中国に獅子として伝わり、それが13~15世紀ごろに沖縄に伝来し、獅子(しし)が訛ってシーサーと呼ばれるようになったのだとか。石垣島などの八重山地方ではシーシーとも呼ばれています。
そのシーサー発祥の地が八重瀬町のようです。
八重瀬町にある「富盛の石彫大獅子」が沖縄で現存する最古のシーサー。
設置されたのは1689年。八重瀬町では火事が相次ぎ、それを収めるために獅子の像を作って高台に守り神として設置したところ、収まりました。
そこから沖縄全土に守り神として広まっていったようです。
大獅子には無数の穴が。太平洋戦争時の銃弾跡のようです。
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