2021年フード・オブ・ザ・イヤーのPart2です。
Part1では シーフード(魚介類)部門 、ハンバーガー部門、牛肉部門、豚肉部門、鳥肉部門、ジビエ部門、チャーハン部門、鍋部門、冷麺部門を紹介しました。
こちらPart2ではその他の麺類部門、弁当部門、フライドポテト部門、ご飯もの部門、粉もの部門、その他の食べ物部門、スイーツ部門、コーヒー部門、特別な空間部門、最高の一杯部門を紹介します。
その他の麺類部門
ラーメン、冷麺は部門ごとに発表しましたが、その他の麺類はこちらに。5つあります。
まず、一つめは沖縄県那覇市の「ゆうなみ」の「三枚肉そば」をねぎを別盛りで。
このお店、スープも美味しかったのですが一番気に入ったのはこちらの麺。全粒粉入りの沖縄そばで麺も風味があり、美味しかったです。
2つめは沖縄県那覇市の「ばーすぬ家」というピザ屋さんのペペロンチーノ。名護の花人逢というピザの有名店があるのですが、そちらは常に長蛇の列。その親戚が那覇でやってるピザ屋を教えてもらいました。こちらのペペロンチーノが胡椒ききまくりでジャンキーな味わいですが、キンキンに冷えたビールに合いました。
3つめは沖縄県豊見城市の「わらいそば」の「ゆし豆腐そば」
糸満の人気の豆腐店の宇那志豆腐店の豆腐を使用していて、キムチを追加でオーダー。最初はそのまま。次は生姜を入れて。そのままのスープもバランスがよく、生姜を入れることで更に風味がアップ。最後はキムチを投入。とても美味しかったです。
4つめは、兵庫県の西宮北インター近くの「いわしや」のひやかけ
素晴らしいコシのあるうどんにクリアなダシ。シンプルイズベストですね。
5つめは、奄美大島の「コンビニの島人mart笠利店」で購入した「油ソーメン」
イリコの出汁が麺に絡んでいて朝食にぴったりでした。
弁当部門
弁当部門は東京都の弁松総本店の「白詰」
日本最古の弁当屋と言われています。昔は砂糖が贅沢品だったので、甘辛く味付けしていたみたいで、ご飯が進むお弁当で美味しかったです。
フライドポテト部門
続いてフライドポテト部門。フライドポテト部門は2つ。2つと言っても、1つはポテトチップス。フライドポテトとは違いますがポテトを揚げてる(笑)のでここで紹介します。
1つめは沖縄県那覇市のハンバーガ屋さん「バーガータイム」の「フライドポテト」
前から気になっていたハンバーガー屋さんにオープンして1年ちょっとでうかがいました。ハンバーガーは美味しかったですが感動するほどではなかったのですが、感動したのがフライドポテト。県産のジャガイモを使い、外はカリカリ、中はホクホクで味付けも完璧。沖縄ナンバー1フライドポテトのアコードに匹敵する美味しさでした。
2つめはなんと、市販のポテトチップス(笑)
しかし、このポテトチップスが本当に美味しいんです。
沖縄に移住して、「りうぼう」という沖縄のスーパーに買い物に行くようになり、出会いました。最初に一口食べたときに、一瞬で虜になりました。
調べてみるとCGCという日本の中堅クラスのスーパーが大手に負けないように自分たちでプライベートブランドの商品を開発するために作られた会社の商品で、沖縄の塩のシママースを使用しています。
シママースと言っても100%沖縄の塩ではなく、製塩する元は海外の塩を使用していて煮詰める海水を沖縄の海水を使用している沖縄では常用の塩なのですが、この塩がポテトチップスとの相性がばっちりなのです。
更に調べてみるとカルビーがCGCからのOEMで製造しているポテトチップスです。気のせいかと思い、カルビーのポテトチップスと食べ比べしましたが明らかに味が違います。ぜひ沖縄で見かけたら購入して食べてみてください。
油っぽくなく切れの良いポテトチップスです。
ご飯もの部門
チャーハンはチャーハン部門として紹介していますが、その他、ご飯系の食べ物をご飯もの部門として紹介します。
1つめは沖縄県名護市の「満味」の「豚屋のじゅーしぃ」
やんばるの島豚を七輪焼きで食べるお店なのですがこちらの石焼きの器で提供される、じゅーしぃが沖縄で一番美味しいじゅーしーだと思います。
2つめは沖縄県那覇市に今年の2月にバリスタがオープンした味噌汁屋さん「MEGURO miso soup stand」の焼きおにぎり。
焼きおにぎりだけではく、かちゅー湯という沖縄の味噌汁とセットなのですが、削りたての鰹節の風味が素晴らしいかちゅー湯に、表面がカリカリに焼かれた焼きおにぎりがとても合うのです。
3つめは、兵庫県西宮市の「たけふく」の「カツ丼」
カツのあげ方、卵のとじ方、ダシのバランス。全てがパーフェクトなカツ丼でした。常連の方は、卵ダブルでオーダーしていて、確かにダブルの方がもっと堪能できそうなので次回は卵ダブルでオーダーしたいと思います。
4つめは沖縄県豊見城市の「豊見城タコライス」の「ソーキタコライス」
沖縄に移住してから、いろいろなお店でタコライスを食べてきました。その中で自分の中で最高のタコライスを更新したタコライスに出会いました。
一口食べて、あ、ここのが最高。とわかる風味豊かなタコライス。いろんなスパイスの香りが口の中に広がります。スパイスで煮込んだソーキも美味しい。
5つめは鹿児島県の与論島のスーパーの「オーシャンマーケット」で購入した炊き込みご飯の「みしじまい」
沖縄でいう「じゅーしー」ですが、じゅーしーとはまた味付けが違いました。夜食に購入して美味しかったので翌日の朝食にわざわざ購入して海を見ながら食べた、ミシジマイは最高でした。
粉もの部門
粉もの部門は意外な変化球。沖永良部島の海幸で食べた「もずくのかき揚げ」
かき揚げって粉ものじゃないでしょ?と言われるかもしれませんがここ海幸のもずくのかき揚げは粉ものなんです。食べた人にしかわからない(笑)
あちこちでもずくのかき揚げや天ぷらを食べましたがここのが一番好きです。もずくのかき揚げでも天ぷらでもない。関西人なら理解してくれるはずですが、「タコの入ってない、巨大な、もずくのたこ焼き」なんです。
その他の食べ物部門
その他の食べ物部門は「喜界島のごま」
国内に流通しているごまは99%が輸入。貴重な国産の白ごまは、ほぼ喜界島産のみらしい。私はよく家飲みするときはごまに塩を混ぜてそれをつまみにして飲みます(笑)
喜界島のごまを口に入れた途端に広がる素晴らしいごまの香り。いつも食べている輸入品のごまとはレベルが違う香りの広がり方で感動しました。
スイーツ部門
スイーツ部門は2つ。
沖縄県那覇市のピザ屋の名店「バカール」の「ティラミス」
ピザはもちろん美味しいのですが、一番感動したのはティラミス。マジで美味しいです。
もはやティラミスではないティラミス。自家製のマスカルポーネチーズにカカオクランチ、コーヒークリーム、コーヒーゼリーをトッピング。
沖永良部島の和菓子屋で食べたマンゴーかすてら
このマンゴーかすてらの香りがとても上品なマンゴーの香りがしました。香水のような心地よい香り。食べ物に香水みたいな香り?と疑問に思われるかもしれませんが、素晴らしいリキュールは香水のような香りがします。まさにそのようなイメージの香りがしました。
コーヒー部門
コーヒー部門は4杯。
1杯目は沖縄県那覇市のロッカンコーヒー。ここのコロンビアが私のお気に入りです。早朝から営業しているので朝のゆったりした時間にロッカンコーヒーのコーヒーでスタートするのは最高の贅沢です。
2杯目は東京都の「蕪木」の深煎りの「羚羊」
コクだけでなくキレもある一杯でした。
三杯目は沖縄県沖縄市の「原点」という老舗のコーヒー屋さんのアイスコーヒー。
アイスコーヒーは6時間かけて一滴ずつに抽出。そして3日以上寝かせてから提供するようです。ジョッキで飲みたくなる美味しさでした。
四杯目は鹿児島県の与論島の海が見える「くじらカフェ」のコーヒー。まずお店が数軒ある別荘の一番奥にあり、周りにはお店が一切ない場所にあるのがよいです。コーヒーも丁寧に淹れていて美味しかった。
特別な空間部門
3年ぶりに特別な空間部門が。
奄美大島を訪れたときに私の大好きな黒糖焼酎の龍宮の富田酒造場の富田さんにご挨拶に伺いました。久しぶりの再会で今回の旅の話をしていたら、「今夜食事どうですか?」とのテイスティングルームに招待を受けました。
富田さんの手料理でお酒を堪能できる至福の旅のラストディナー。
本当に楽しくそして美味しい最高の夜でした。しかし、オチがあり飲み過ぎて、翌朝のフェリーに乗り遅れてもう一泊延泊したのでラストディナーではなくなりました(笑)
最高の一杯部門
今年の最高の一杯部門は4杯。
最初の一杯は、富田酒造場とOpen Bookがコラボしたリアルレモンサワー。まずはストレート。爽やかなレモンに蜂蜜に似た甘さがしてヨーグルトに混ぜたくなるリキュールに仕上がっていました。続いてソーダで割ってレモンサワーに。口の中に残る香りが素敵なレモンサワーを楽しめます。
二杯目は東京の浅草「ドラス」で飲んだ「バッシュ・ガブリエルセン コニャック1915 グランド・シャンパーニュ」
第一次世界大戦中のコニャックで体に沁みました。そして沁みた後の残り香が素晴らしかったです。
三杯目は、沖永良部島のバー、エスポワールで締めに頼んだ「沖永良部をイメージしたカクテル」の「オキノエラブファースト」
無茶ぶりなオーダーにマスターの前田さんは「がんばります(笑)」と気合いをいれてくれました。
「フェリーから上陸前に沖永良部を見たイメージは緑の島というイメージがしました。与論が青いイメージで沖永良部は緑。ハワイでいうとラナイ島が青でカウアイ島が緑みたいに。」と私がイメージした言葉通りのカクテルを使ってくれました。
サイレントサード にキングスバレーの要素を加えて緑色に。レモンジュースの代わりにマスターのお父さんが栽培した島レモンをジンとウォッカに漬けた物を使用。南の島のバーで私が語ったイメージに合わせて更に島の特産物を使ったカクテルを提供してくれたのは素晴らしかったです。カクテル名は私が勝手に沖永良部初上陸とサイレントサードから名づけました。
最後の4杯目は京都の「王田珈琲店」の「アイリッシュコーヒー」
私は王田珈琲が淹れるコーヒーがとても好きでなのですが、そのコーヒーで作るアイリッシュコーヒーはどのお店のアイリッシュコーヒーよりもおいしく感じます。
2022年もたくさん美味しいものに出会えますように。
コメント