2016年フード・オブ・ザ・イヤーのPart2です。
Part1では焼きそば部門、餃子部門、牛肉部門、豚肉部門、鳥肉部門の発表をしました。
また個別の記事で2016年ラーメン・オブ・ザ・イヤー、2016年サンドウィッチ・オブ・ザ・イヤー、2016年かき氷・オブ・ザ・イヤーも発表していますのでそちらもご覧ください。
羊肉部門
都内最強のジンギスカン屋と私が認定している「ジンギスカン食堂 まえだや」
こちらのおススメはラムネギ塩。1人で四人前は食べれる美味さです。
このお店の記事はこちら「一人で四人前は食べられる中目黒のジンギスカン屋さんの絶品ラムねぎ塩」
馬肉部門
友人の津CCの小島さんに連れて行ってもらった大阪ミナミの馬肉料理のお店「ホース」
お任せで食べていたのですが、とにかく出てくるものすべてが驚きの美味しさ。熊本にわざわざ食べに行く必要がないなと思えるぐらい素晴らしい馬肉料理でした。
このお店の記事はこちら「馬肉の本場、熊本や長野に行かなくてもよくなる大阪の馬肉料理の名店」
シーフード部門
シーフードは5軒あります。まず1つめはシンガポールで食べたチリクラブとペッパークラブ
「ロングビーチシーフード」というお店です。
甘めの味付けのチリクラブとピリリと刺激的な味付けのペッパークラブ。どちらも最高に美味しかったです。
このお店の記事はこちら「シンガポール最後の夜はチリクラブとペッパークラブ」
2軒目は3月に和歌山県の加太まで食べに行ったこちらの食堂
「満幸商店」
鯛三匹分の骨をコトコトと煮込んだわさびスープ。素晴しいスープでした。
夜は5人からの完全予約制。いつか二組以上のゴルフを企画して帰りに食べに来たいと思います。
このお店の記事はこちら「加太にある淡島神社の参道でいただける絶品、鯛のスープ」
続いて7月にアイルランドゴルフ旅に港町のディングルで食べたシーフード料理のお店
「アウト・オブ・ブルー」
このブラックソール(舌平目)のソテーの味付けも鮮度もバツグンで美味しかったです。牡蠣もいただきましたが周辺のお店よりワンランク上の美味しさでした。
このお店の記事はこちら「ディングルの人気のシーフード料理屋さん」
続いては9月にアメリカ東海岸ゴルフ旅で訪れたニューヨークのロブスターロールが美味しいお店
「パールオイスターバー」
こちらのロブスターロールは身がぎっしりと詰まっていてプリプリという言葉はこの店のロブスターロールのためにあるんじゃないかと思うぐらいプリプリで味付けも最高でした。
この後、ピータールーガーでステーキを食べる予定だったのでお代わりをしませんでしたがここだけならもう1つ食べてたと思います。
このお店の記事はこちら「ぎっしり、プリプリのロブスターロール」
最後の5軒目は、広島県三原のタコ料理のお店
「登喜将本店」
三原のタコのコース料理が7品(タコのやわらか煮、タコの刺身、タコのホイル焼き、タコの酢の物、タコしゃぶ、タコの天ぷら、タコの釜めし)にデザートにメロンがついて3700円でいただける最高のお店でした。
このお店の記事はこちら「三原のタコ尽くし」
特別な空間部門
去年の特別な空間でも登場していただいた陶芸家の福森雅武さんに今年も料理をふるまっていただけました。しかも5月と12月に年に二回も。
去年はご自宅でふるまっていただきましたが、今年は二回とも友人が経営している温泉旅館のゆごりにて開催されました。福森さんとはこの機会とは別に、京都で友人の小島さんと一緒に居酒屋からお茶屋、そしてバーにハシゴさせていただいたり、とても貴重な時間を過ごすことができました。
私とは、生きてきている時間の長さはもちろん密度も質も全然違う方なので私の知らない食の知識をお持ちで、いつも勉強になります。
5月の時はゴルフを終えて合流した時には会が始まっていたので厨房での姿は見れませんでしたが、12月の時は最初から一緒に厨房で福森さんが魚を捌いて調理している姿を拝見することができ、刺激になりました。この日のメインはクエ。クエをステーキでいただきました。
最高の一杯部門
最高の一杯部門は今年はなんと一杯ではなく8杯に。。
まずは1月のシンガポールのバー「ティップリングクラブ」でいただいたカクテル
ミクソロジーバーなのですがこちらのお店はまずメニューが変わっていて、スウィート、フルーティー、スモーキー、ビター、ドライ、サワーと6つの味のベクトルがあり、自分の味の好みでカクテルを選べるようになっていました。
フルーティーでスウィートなジュニパースリングというカクテルをオーダーしたら出てきたのがこのカクテルでした。
最初は箱に蓋がしてあり、驚きながら箱を開けるとジュニパースリングと書かれているラベルが貼ってある瓶が。その場でもちろんシェイクした造りたてのカクテルですが、自家製リキュールを提供するイメージでこの器でサーブしてくれるアイデアに脱帽しました。もちろん味も素晴らしいカクテルでした。
このお店の記事はこちら「2011年のWorld’s 50 Best Barsに選ばれたバー」
2杯目は私が大好きな京都のバー「カルバドール」でいただいた150年前に瓶詰めされたカルバドス
1867年に瓶詰めされたカルバドスを開栓したと聞いて、興味があるので時間を作って飲みに行ってみました。1867年と言えば日本では大政奉還の年です。舐めるぐらいの量しか残ってなかったのですがギリギリ最後に間に合いました。
150年前のカルバドスでこれだけ状態のいいモノはなかなかないと思います。空間と時間を飛び越えて味わうことができた貴重な一杯でした。
購入したら1本100万円は下らない価値があるカルバドスなので舐めるぐらいしか残ってなくて逆に財布に優しくてよかったかもしれません(笑)
そして3杯目は私の東京の隠れ家のバーでいただいたカシス
私はお酒をこのバーで覚えたという、私のお酒の原点のバーが渋谷にあります。
この日はムルソーの飲み比べをして最後はクリュッグのクロデュメニルで締めるワイン会に参加していました。私はクリュッグが大好きで時々飲みますが、その中でもクロデュメニルは気軽に飲める価格帯ではありません。そんなわけで私のメインの目的がクロデュメニルだったのですが、帰る前にもう一杯だけいただくことにして出てきたのがこのムートンロートシルトのカシスリキュール。感動の美味さでした。
それまでのムルソーやクロデュメニルの感動が吹き飛ぶぐらいのインパクトがあるカシスでした。それぐらい、いつも飲んでいるカシスリキュールとの差が歴然とわかる素晴らしいカシスでした。
4杯目は岡山県の倉敷のバー「リックスカフェ」でいただいたオリジナルカクテルのラグジュアリーギフト
ふらりと入店したバーで女性のバーテンダーさんが。オリジナルカクテルを3杯ほどいただいてとても美味しかったのでいろいろと話をしていると翌月に開催される東京インターナショナルバーショーの中のイベントで女性バーテンダーがカクテルの腕前を競う「なでしこカップ」に出場するのだとか。
なでしこカップのテーマがスコッチウイスキーだそうで、大会で披露するラグジュアリーギフトというカクテルを一足先に飲ませていただくことに。これが素晴らしいカクテルでした。
そして、なでしこカップ当日、東京にいたので応援に行きました。残念ながら優勝は別のバーテンダーの方に。他の出場者の方のカクテルと飲み比べしましたが、他のカクテルはウイスキーの特徴やクセをリキュールの甘さなどで蓋をしているカクテルが多かったのですが、ラグジュアリーギフトはスコッチの良さを殺さずに活かしているカクテルなので私の中では贔屓目なしにNo.1でした。
このお店の記事はこちら「ラグジュアリーギフトというスコッチを使用したカクテル」
5杯目はアイルランドゴルフ旅で意気投合したバーの常連客が作ってくれたシャムロック
アイルランドで車を長距離運転して日付が変わる頃にホテルにチェックイン。寝る前に一杯だけ飲もうとホテルのバーに。
そこで隣に座っていた常連客と意気投合して何杯もご馳走になりました。今回の旅でアイルランドの国花のシャムロックをイメージしたカクテルのシャムロックをアイルランドのバーで飲んで帰るという目的があったので、「シャムロックというカクテルを知ってる?」と聞くと知らないとのこと。レシピを教えると私のために作ってくれた一杯がこのカクテルでした。
このお店の記事はこちら「アイルランドの様々な酒を飲みながら」
6杯目はニューヨークのスピークイージー(隠れ酒場)で飲んだベントンズオールドファッションド
ホットドッグ屋さんの店内にある電話ボックスから電話をすると奥の扉が開いて入店できるアメリカの禁酒法時代のスピークイージー(隠れ酒場)を模したバーで飲んだ一杯。
ベーコンの風味を付加したフォアローゼスを使ったカクテル。スモーキーで美味しかった。
このお店の記事はこちら「電話ボックスから電話をして隠し扉を開けて入る隠し酒場」
7杯目は新潟の老舗バー「ラ・アンドレ」で飲んだ「ラスティネイル」
お酒を飲むときに出てくる丸氷。発祥は実は日本です。新潟の「はまゆう」が発祥。
そこで修行された方が昭和54年に独立して現在も営業を続けている「ラ・アンドレ」でいただいた元祖丸氷のラスティ・ネイル。幸せなひと時でした。
このお店の記事はこちら「丸氷は新潟が発祥」
そして最後の8杯目は、オーストラリアのメルボルンのバー「オード・ヴィー」でいただいたカクテル
リバティーベルというカクテルで葉巻を使ったカクテルでした。
どういう状態で出てくるのかとても興味があったのですが、カクテルの上に蓋がかぶさって密閉された状態でテーブルに。
蓋を取ると葉巻の煙が外に広がりました。その演出にも驚きましたが葉巻の風味がするカクテルを飲むのも初めて。しかも美味しいのです。
しかし、飲んで2時間以上、葉巻の香りはしてました。史上最強にスモーキーナカクテルでした。
このお店の記事はこちら「史上最強のスモーキーなカクテル」
日本一のフライドポテト
最後に日本一のフライドポテトの話題を。
今まで私が日本一だと思っていたのは銀座のマルディグラというレストランの隠れメニューでいただけるトスカーナフライドポテト。しかし、マルディグラはレストランですから、このフライドポテトだけをいただくことはできません。マルディグラのレシピを受け継いだバーオーパならポテトだけでオーダーできます。
(※バーオーパは銀座と門前仲町の2店舗ありますが厨房の関係上、門前仲町のみでの提供です。)
カリカリ、ホクホクで、ニンニクとハーブの風味が最高のフライドポテトです。これとフレッシュな生姜を使用したモスコミュールと一緒にいただくとたまりません。
今年も1月に食べに行きました。遠いのでなかなか食べに行けませんが1年に一度は必ず食べに行くようにしています。
そんな不動の日本一のフライドポテトの存在を脅かすフライドポテトに年末、偶然出会いました。
友人のゴルフのレッスンプロの永井延宏さんの忘年会に参加しに味坊に。味坊は去年のフード・オブ・ザ・イヤーの羊肉部門でも選んでいるとても美味しい中国東北料理のお店です。
忘年会も楽しく、終了。次の店に移動するべく味坊の店主の梁さんと合流。
2次会は味坊の2号店の味坊鉄鍋荘に。このお店は味坊とは違ったコンセプトで鉄鍋を使った中国東北料理の鍋をいただけるこちらも素晴らしいお店です。
ここで永井さんの同級生が持参した長芋を使って何か料理をしてくださいとお願いして出てきたのがこのフライドポテト。
ピリ辛でナッツや香草で風味付けした長芋のフライドポテト。これを一口食べた時にトスカーナフライドポテトを超えた!!と思いました。
トスカーナフライドポテトに対して、名付けてチャイナ・ノースイースタン・フライドポテト。
ぜひ定番メニューに入れてほしいです。
難しいなら長芋を持参するので特注で作ってください(笑)
2017年も美味しいものたくさん食べられますように。。
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