毎年、その年に食べて記憶に残っているものを列挙しています。
2015年から開始して今年で6回目。歴代の記事のリンクはこちらをご覧ください。
2020年は世界中に新型コロナが広がり、大変な年になりました。2021年もコロナ過は続くでしょう。個人的には2020年に前半はベトナムのホーチミンに住んでいて、ベトナムは早期に収束していたのであちこち食べ歩きに出れたのでベトナムのエントリーが多くなりました。
2020年フード・オブ・ザ・イヤーのPart1では シーフード(魚介類)部門 、ハンバーグ部門、 ハンバーガー部門、牛肉部門、豚肉部門、鳥肉部門、もつ部門、ジビエ部門、 焼きそば部門、 チャーハン部門、鍋部門、冷麺部門を紹介したいと思います。
そして次の記事のPart2ではその他の麺類部門、弁当部門、フライドポテト部門、ご飯もの部門、その他の食べ物部門、スイーツ部門、コーヒー部門、最高の一杯部門を紹介する予定です。
また個別の記事で2020年ラーメン・オブ・ザ・イヤー、2020年サンドウィッチ・オブ・ザ・イヤー、2020年かき氷・オブ・ザ・イヤーも発表していますのでそちらもご覧ください。
シーフード (魚介類) 部門
シーフード部門は13種類。今年は記憶に残るシーフードがたくさんありました。
1つめはベトナムのハロン湾で食べたカブトガニ。日本では天然記念物のカブトガニがベトナムなどの東南アジアでは食べられるという衝撃。美味しくないという口コミも目立ちますが、きちんとしたところで食べると美味しいのです。色々な食べ方が楽しめますが一番美味しかったのは唐揚げ。 蟹に比べると可食部分は少ないですが鶏肉のようで蟹のような筋肉は美味しかったです。
2つめもベトナムのハロン湾。ハロン湾のクルーズでいただいたシーフード。ハロン湾のクルーズは二度目なのですが今回は貸し切りでクルーズ。 クルーズ会社により当たり外れがあると思いますが その料理が最高でした。特にネギ油で味付けされた蒸し牡蠣が絶品でした。
3つめはベトナムのダナンで食べた巨大シャコ。大きなシャコは大味なことが多いですが、味もしっかりとしていて最高でした。
4つめはハノイの西湖の湖沿いにある「ハイサンチャンヴゥ」で食べた海老の刺身。ベトナムで生の海老を食べれるとは思っていませんでした。キンカンを絞って塩で食べると爽やかで美味しかったです。
5つめはベトナムのドンホイの「チャオルオン・トゥイズオン」で食べた「タウナギ粥のチャオルオン」
タウナギの旨味がご飯に浸み込んで生の胡椒が爽やかで感動の美味しさでした。
6つ目はベトナムのホーチミンの路上の貝料理屋「 チュオック・スネイルストア 」で食べた貝料理。色んな貝がありますが、どれを食べても美味しいのです。そして値段も驚くほど安いのです。
7つめは神奈川県の「うなぎ亭 友栄」の「うな重」
青鰻を使用したうな重は、ふわっとしていてタレもしつこくなく美味でした。
8つめは、大阪の薬膳スパイス料理屋さん「ラヴィリンス」の「釜揚げしらすのドライキーマ」
去年の2019年フード・オブ・ザ・イヤーにも「アガリクスのスープ」で登場しました。この「釜揚げしらすのドライキーマ」で感動したのは食感。しらすと同じぐらいすの太さのエノキが入っていることでシラスとエノキの違う食感がまとまっていました。
9つめは宮城県気仙沼の「福よし」の「焼き魚」
日本一、焼き魚が美味しいというお店ということで気仙沼にゴルフに行くついでに食べてきました。囲炉裏で丁寧に時間をかけて焼かれたキチジは余分な脂が抜けてギュッとしまっていて日本酒が進みました。
10種類めは東京の五反田にある「酒場それがし」の炙り明太子。
ふらりと入った居酒屋が大当たりでした。まず明太子の素材が素晴らしい。そしてプチプチ感を損なわずに絶妙な炙り加減。
11種類めは福井県の居酒屋「八新」の「鯖のへしこ」
絶妙なしっとりさに日本酒に合う塩分濃度に、福井の日本酒の梵がすすみました。
12種類めは、三重県の伊勢で食べた幻の伊勢海老と呼ばれている「脱皮伊勢海老」
それをバター焼きでいただきました。殻ごとミソと身を一緒にいただくと最高でした。
ソフトシェルクラブの伊勢海老版ですね。甲羅をプニプニしている動画をアップしました。
最後の13種類めは沖縄の那覇の「喜作」で食べた「赤仁ミーバイの煮つけ」
肉厚でコラーゲンたっぷりの皮がトロトロに煮込まれたミーバイは骨までしゃぶるぐらい美味しかったです。
ハンバーグ部門
続いてハンバーグ部門は3つ
1つめは大阪の谷町四丁目の「キートス」の「ビーフハンバーグ」
3か月かけているらしいドミグラスソースの苦味と酸味のバランスが素晴らしかった。ドミグラスソースを食べるためにハンバーグがあるみたいな感じ。心地良い苦味はメキシコのチョコレートを使ったソースのモーレのような深みある苦味でした(モーレみたいなピリ辛感はもちろんない)
上品ではないけど、ライスをハンバーグ側のお皿に少しずつ移して、ソースを綺麗にいただくぐらい美味しかったです。
2つめは静岡県の有名ハンバーグチェーン店「さわやか」の「げんこつハンバーグ」
前から食べたいと思っていて静岡駅を訪れた時に食べに行きました。
ソースはオニオンソースとデミグラスソースから選べてオニオンソースがおすすめのようなのでそちらを。炭焼きで焼かれた丸いハンバーグはテーブルでスタッフが半分にカットして熱々の鉄板に押し付けて完成。
1100円というリーズナブルな値段も嬉しいです。
そして3つめは沖縄の「ALGOS DELI×HAMBURG」の「黒毛和牛バーグ」
近くのバーで飲んでいるときに東京から来られていた一見のお客さんがハンバーグを食べに来て美味しかったという話を聞いて、バーからハシゴして食べに行きました。一目みた見たときに、さわやかのハンバーグに似ていると思いましたが、それをさらに肉肉しくした感じのハンバーグで最高でした。何よりソースがオニオンソースとデミグラスソースを両方かけてくれるので2種類味わえます。
ハンバーガー部門
ハンバーガー部門は3つ
まずは現存する佐世保バーガーのお店では最古のブルースカイのハンバーガー。
シンプルですが、玉ねぎが分厚くそれがアクセントになり美味しかったです。
2つめは東京の港区にある「マンチズバーガーシャック」の「ダブルチーズバーガー」
肉肉しいステーキのような食べ応えのあるハンバーガーでした。
押しつぶしてもパティの肉片がゴロゴロしていて圧縮できずに食べるのに苦労しました(笑)
3つめは沖縄の本部町にある「キャプテンカンガルー」の「ルースペシャルバーガー」
パティも最高ですが、何よりバンズが美味いハンバーガーでした。
牛肉部門
ハンバーグ、ハンバーガーと牛肉を使った料理を紹介しましたが、それ以外の牛肉の料理を牛肉部門として紹介します。
牛肉部門は6つ。1つめはベトナムのハノイにある「フォーシャオ・フーミイ」の「フォーボー」
フォーボーといえば同じハノイの「フォーティン」のフォーボーが大好きなのですが、この「フーミイ」も「フォーティン」に匹敵するぐらい美味しかった。
フォーティンのフォーボーが、ちとせの肉吸いなら、フーミイは、殿田の肉うどん。
この例えがわかる人にはわかるし、わからない人には全くわからない例え(笑)
2つめもフォーボー。こちらはハノイではなくホーチミンの「フォーボーフーザー」
ハノイのフォーボーの名店「フォーティン」と上で紹介したもう一軒のハノイの名店「フォーシャオ・フーミイ」の味を足して2で割ったような味でした。
このお店の近くに引っ越したいぐらいの美味さ。
3つめは、カンボジアのシェムリアップの「チャンペイレストラン」で食べた「ロックラック」という牛肉を炒めた料理。
甘めのタレにたっぷりの黒胡椒が入ったソースが硬いサイコロステーキによく合いました。これは柔らかい牛肉ではなく硬いカンボジアの牛肉で噛みしめながら食べるから余計に美味しいんだと思います。
4つめもカンボジアのシェムリアップ。「ソックハックリバーレストラン」で食べたクメール料理の牛肉とライムのサラダの「プリアサイッコー」
ライムでさっぱりしながらやや甘めな味付けの牛肉が丼にして食べたいと思うぐらい美味しかった。
5つめは、ラオスのルアンパバーンの「ココナッツガーデン」で食べた「水牛のグリル」
牛肉より水牛は柔らかく美味しかったです。
最後はベトナムのホーチミンのお気に入りのレストラン「カウバクアン」で食べた牛肉のサラダ「ハッピーサラダ」
ミントやキンカン、パイナップル、茄子、ネギ、パッションフルーツソースをミックスしていただきます。この組み合わせがおかわりしたくなる美味しさなのです。
豚肉部門
豚肉部門は4つ。1つめはラオスのパクセーの「サバイディー・パクセーレストラン」で食べた「豚肉のラープ」
ピリ辛で米が欲しくなる美味さ。
2つめは、ベトナムのホーチミンの「コムタム・グエンヴァンクー」の「コムタムスオン」
価格が他の店のコムタムより2、3倍高いのに、ローカルに大人気。それでも食べに来たくなる味。コムタムの豚肉って薄いお店が多いのですがこの店のは厚みがあり、バーベキューポークって感じで食べ応えがあります。
日本人の感覚ではランチに今日は奮発して鰻を食べに行くか!みたいな感じの高級コムタム。美味すぎてコムタム(ブロークンライス)をおかわり。
3つめはベトナムのフエの「クアン・タイフー」で食べた「ネムルイ」
豚肉のつくねの串焼きです。ライスペーパーに野菜と一緒に巻いてゴマダレでいただくのですが、このネムルイが香ばしくて美味しかった。
最後の4つめは沖縄の那覇にある「やきにく華」で食べた「アグー豚」
特に右上のロースが赤身はしっかりしていて脂身とのバランスが素晴らしかった。
鶏肉部門
鶏肉部門は2つ。1つめはベトナムの最高の炒飯を探す旅の途中で見つけた唐揚げ炒飯のお店「コムガーソイモー・ラオフオンタン」の「コムガーソイモー」
ベトナム最高の炒飯ではなく、ベトナム最高の唐揚げを見つけてしまいました。300円で味わえるベトナムのとよ田。
2つめはラオスのビエンチャンの「ラオキッチン」で食べた「チキンのラープ」世界一美味しいラープともいわれているお店のラープ。ラオスのビール、ビアラオにぴったり合います。
もつ部門
もつ部門は3つ。2つはベトナムで1つは日本です。1つめはホーチミンの「チャオロン・バウット」で食べた豚モツのお粥「チャオロン」
みため、どうかな?と思いましたが、臭みゼロ。いろんなモツが入っていて美味しかったです。途中からライムを絞ると酸味がプラスされてさっぱり味に。
2つめは、クイニョンの「バインホイチャオロン20ディエンホン」で食べた「バインホイチャオロン」
この茹でられた豚モツを辛めのニュクチャムにディップして食べます。臭みのない上質なもつが記憶に残りました。クイニョンに行ったら必食の一品です。
3つめは沖縄の那覇市の「泡盛倉庫」で食べた「中身汁」
泡盛倉庫は私が大好きな泡盛がいただける会員制バー。その泡盛倉庫の15周年祭でのイベントで用意された「中身汁」。この中身汁が今までいただいた中身汁の中で最高の中身汁でした。クリアなカツオのみのダシでしみる美味しさでした。
どんぶりで中身そばでいただきたいぐらい美味しい。
ジビエ部門
ジビエ部門はベトナムのニンビン省タムコックで食べた山羊肉。ニンビン省は山羊肉が名物でどこで食べたも美味しかったです。
左は山羊肉のステーキ。右はスチームゴート。どちらも全く臭みがありません。スチームゴートはレモングラスと一緒に蒸されていてさわやかで美味しかった。
焼きそば部門
焼きそば部門は2軒。どちらもベトナム。1つめはホイアンのホイアン市場で食べた牛肉焼きそばの「ミーシャオボー」
トロッとした食感の旨味あふれる焼きそばでした。
2軒めはホーチミンの「コムチェン345」のミーシャオボー・ダクベット(特製牛肉焼きそば)とミーシャオハイサン(海鮮焼きそば)
ホーチミンの自宅でgrab foodを使って何気なく注文したお店の焼きそばが絶品だったのです。今までベトナムで食べた私のNo. 1焼きそばは上に紹介しているホイアンの市場の焼きそばでしたが、それに匹敵する美味さ。
ここはたぶん日本人は誰も知らない穴場だと思います。
ホイアンの焼きそばはウェット系でNo. 1。コムチェン345の焼きそばはドライ系でNo. 1。
チャーハン部門
チャーハン部門は3つ。最初はベトナムのフエのホテル「ムオンタンホリデイフエ」の朝食ビュッフェに出てきた。卵チャーハン。2連泊したのですが、初日に食べて美味しかったので翌日は卵チャーハンだけ大盛で食べました。塩加減といい米にコーティングされた卵といい、レベルの高いチャーハンでした。
2つめはベトナムのホーチミンの「ディーマイレストラン」の「牛肉と高菜のコムチェン」
ホーチミンに在住者してる日本人の方のブログで知ったコムチェンです。
ベトナムの炒飯はご飯は薄味であとで自分で味付けするものが多いですがこちらの炒飯にはしっかり味付けされていて高菜が存在感を示していて美味しかった。
最後の3つめは、日本。神楽坂の「龍朋」の「チャーハン」
このチャーハン、本当に美味しいのです。しっとりしつつ、パラパラ。
スープは、濃い目。ほとんどのお客さんがチャーハンしか頼んでないのも頷けます。
鍋部門
鍋部門はベトナムのホーチミンの「アンヴィエン」で食べた「ラウホア(花鍋)」
ティエンリーの蕾、ユウスゲの花、花ニラ、白胡蝶の花、ハスイモの茎、カボチャの花などを鍋の中に。酸味のあるスープがとても美味しくヘルシーな鍋でした。
冷麺部門
冷麺部門は3つ。最初の1つは、今までの人生で私が一番食べている韓国冷麺。ブログでも紹介したことはあるのですが、フード・オブ・ザ・イヤーに選出していなかったことに気づいたので紹介しておきます。
東京の赤坂の「チョンギワ」のムルネンミョン(水冷麺)
私はこれに辛いビビンソースを特別に出してもらって、ビビンムルネンミョンにしていただくがお気に入りです。シャリシャリのスープに美味しい麺。暑い日に食べると最高です。
2つめは兵庫県新開地の「宝楽」の「冷麺」
冷麺はランチ時のみの提供。細麺がよいです。麺とチャーシューを一緒に食べると最高でした。
3つめは、中毒者続出の「杏杏 諏訪山工房」の夏季限定の「廣東冷麺」
冷たい和え麺です。パクチーが爽やかで来年も必ず食べにきたいと思った一品でした。
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